InstagramのCRMツール「sikiapi」、ChatGPTを活用した自動返信サービスを提供開始

ECのミカタ編集部

InstagramのCRMツール「sikiapi(シキアピ)」β版がユーザー体験の向上と工数削減が期待できるChatGPTを活用したGenerative AIによる返信の提案機能を提供開始

株式会社Enigol(以下:Enigol)は、InstagramのCRMとマーケティングオートメーションを実現する対話型マーケティングツール「sikiapi(シキアピ)」において、ChatGPTを活用しAIが最適なメッセージ返信案を作成する新機能の提供を開始した。

工数を削減しながら顧客満足度を向上

今回、ChatGPTを活用したAIがメッセージ返信案を作成する新機能が加わったことで、顧客ごとにパーソナライズされた最適なメッセージ返信が可能となる。

今までの会話の内容をChatGPTが読み取りメッセージの返信案を作成するため、Instagram運用担当者の工数削減に繋がるだろう。また、ChatGPTが迅速かつ正確に返信案を生成することにより、顧客はスムーズかつ迅速なサポートを受けることが可能となる。結果的に、顧客満足度の向上に繋がることも期待できるはずだ。

◆利用画面イメージ

AIが作成した文章を確認して手動で送信

本サービス提供の背景について、Enigolは以下のようにコメントしている。

「企業のアカウントやインフルエンサーは多くのユーザーからDMが届き、日々返信に多くの工数を割いています。工数がかかり大変だが、ユーザーとのコミュニケーションを取りたいという声が多く届き、この状況を打破するためにChatGPTによるメッセージ返信の提案機能の提供を開始いたしました。OpenAIが開発したChatGPTをsikiapiに組み込むことで、InstagramDMでのユーザーとの多くのやり取りをより効率化させられるのではないかと考えます。今回の機能は自動返信機能ではなく、AIが返信の提案をし手動で送信する機能にとどめています。それはAIがまだ発展途上であり自動送信の場合、誤送が起きる可能性があるためです。本機能は運用担当者の返信をサポートする機能になっています」

本機能はsikiapiを契約している全ての顧客が追加料金無しで利用できる。InstagramのDMで多くの顧客対応をしている運用担当者には、特に価値を感じられる機能だろう。

手間を省きながらも顧客満足度の向上に繋げられる本機能は、sikiapiを利用する多くの事業者にとって無くてはならないものになるはずだ。AIの精度が向上するにつれて機能が拡充される可能性も考えられるため、今後の動向にも要注目だ。


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