アリババグループ、GLZHealth社と連携し、Tmall Globalを活用した日中医療ツーリズムの新事業開始へ

ECのミカタ編集部

2023年8月21日、アリババグループの日本支社・アリババ株式会社は、同グループ傘下・中国最大級の越境ECプラットフォーム「Tmall Global(Tモールグローバル、天猫国際、以下、Tmall Global)」を活用した、日中医療ツーリズムの新事業を開始することを発表した。

訪日する中国観光客を対象に自費診療サービスの提供へ

8月21日、アリババグループと医療のオンラインサービスに精通した中国GLZHealthの事業提携式が行われた。

日中医療ツーリズムの新事業として、第一弾は中国消費者の関心が高い「早期的な発見と予防」について、訪日する中国観光客を対象とした検診・人間ドックなどの自費診療サービスの提供を行う。

検診や人間ドッグなどのサービスを提供する日本の企業や団体に対し、Tmall Globalへの開店、進出支援および開店後の店舗運営を支援していく狙いだ。

コロナ禍を経て、「自らの健康は自らが守るもの」という健康に関する意識がより強くなり、人々は高水準な生活と自身と家族の健康に対する関心が非常に高くなってきている。今年6月に行われた中国全体のECショッピングの祭典「618商戦」では、Tmall Globalにおける日本ブランドの売上の中で、ヘルスケア関連の商品が2位になっており、著しい成長を見せているという。

このマーケットの変化を踏まえ、アリババ株式会社の代表取締役社長CEO 岡田聡良氏は、「医療というキーワードで、日本と中国を結び付けるサポートが出来ればと願っております。インバウンドが回復し、中国の訪日客がモノ消費からコト消費に変わっていく中、我々がぬくもりあるサービスの提供を目指していきたいと考えております」と語っている。

また、GLZHealth創業者兼CEOの鄧瑰氏は「アリババ株式会社とともに日本と中国の架け橋としてWINWINな関係構築を目指していきたい」と述べた。

中国政府の団体旅行解禁でインバウンドへの期待高まる

医療ツーリズム(医療観光)に関しては、日本では2010年の「新成長戦略」にて7つの「戦略分野」の中で「健康」が挙げられ、その促進が盛り込まれたた。2011年には医療滞在ビザを創設。同年経済産業省の後押しでMedical Excellence JAPAN(MEJ)が設立され、その後も推進されている。

中国政府は、8月10日に日本を含む70カ国以上を対象に団体旅行の解禁を発表している。中国の法定休日「国慶節(こっけいせつ)」の休みは2023年9月29日~10月6日となっておりここに向けて団体旅行者が増えることが考えられる。

インバウンド需要の回復に向け、医療ツーリズム利用者向けの企画を練るなど、EC事業者も施策を打っていきたい。


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