トラボックス運賃全額補償サービスの提供を開始

ECのミカタ編集部

トラスト&グロースとの提携による補償サービス


株式会社ラクーンの連結子会社である株式会社トラスト&グロースは、オンライン物流ネットワークのトラボックスを運営するトラボックス株式会社と業務提携し、トラボックス登録会員に運賃全額補償サービスの提供を開始した。

トラボックスは、荷物を運んで欲しい人とトラック運送事業社をオンラインで結ぶサービス。今回の提携によりトラボックスの「単発便でGO!」(求荷求車サービス/求車情報)の利用会員は、事前申込みと通常会費にプラス月額5,000円を支払うことで、成約した運賃の全額補償を受けることができる。この「トラボックス運賃全額補償サービス」は、利用会員に生じた全ての成約案件の運賃損害の保証となる。
保証期間は債権発生日(荷物届け日)から支払いまでの期間最大92日。このサービスは一般的な「倒産保険」とは異なり、破産や民事再生の手続き開始はもちろん、債務の支払い期日から1日間の遅延でも、当該債務を履行しない債務者に対したすべての損害額を支払う(遅延発生後の取引についてのみ対象外)。

中小規模企業に対する売掛債権保証を強みとしたサービスを提供しているトラスト&グロースは、今回の提携により、接点の少なかった運送業へのアプローチを増やし、効率的な顧客獲得と売上増加を狙う。

日本最大級の物流ネットワークを持つトラボックス


「トラネット」というメーリングリストを利用した情報交換からスタートし、中小零細事業者にて構成されるトラック運送業界の経営効率を向上させることを目標に設立されたトラボックス。1ヶ月平均550件超の新規案件を扱う「新規案件でGO!」、スポット、単発のトラック配送案件を扱う「単発便でGO!」、定期、常用のトラック物流案件を見つける「定期便でGO!」。これら3つのサービスで配送業者の新規顧客開拓と、売上アップをサポートしている。
トラック運送事業社のための総合ポータルサイトして、登録会員数は36,033、運送事業者会員数は11,110社、会員保有トラック数は437,306台と日本最大級の物流ネットワークとなっている。以前より会員から運賃保証サービスを求める声が高まっていたこともあり、今回の保証サービスで更なる利用者の拡大を狙っていく。

元々電話やFAXでのやり取りで、手間と時間がかかっていた求車などの情報交換をIT化し、マッチングサービスとして進化させ大幅に会員数を伸ばしてきたトラボックス。今回の保証サービス対象となる「単発便でGO!」では1ヶ月平均62,000件の情報を取り扱う、急ぎの案件も多いため、最終の連絡はメールよりも電話がメインになるという。

ネット上での新しい取引相手への不安は誰にでもあるはずだ。「トラボックス運賃全額補償サービス」はこうした荷主の不安を解消するだけでなく、新規の荷主も大いに増やす魅力の一つとなりそうだ。


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