株式会社ラクーン決算説明発表

◆2015年4月期2四半期サマリー

株式会社ラクーンは、会計方針の変更に伴う業績予想の修正について発表を行った。
「今までにない企業間取引のインフラを想像すること」という理念の元、「スーパーデリバリー」「売掛保証」「Paid」「COREC」などのサービスを提供する同社は、アパレル・雑貨の商品を「売れる時に」「売れる場所に」提供するための便利な仕組みを構築し、手間や時間のかかっていた流通の効率化を勧めている。

2015年4月期2四半期サマリーは、

売上高は前年同期比6.6%増の約9億9.600万円。
営業利益は前年同期比57.0%増の約1億5,000万円。
営業利益率は前年同期比4.9pt増の15.1%。
経常利益は前年比61.6%増の約1億5,100万円。
当期純利益は前年比36.6%増の9,500万円。
※進捗率、業績予想の営業利益は業績予想の平均値より算出。

EC事業について

セグメント売上高は前年同期比3.4%増の約7億6,000万円
セグメント利益は前年同期比32.4%増の約8,800万円

スーパーデリバリーは、前年同期比6.1%増で流通額46億9,700万円と安定成長を維持。MD施策の効果で出展企業も大幅に増加している(前期末比95社増)。まだ流通額増加に直接結びついていないが今後に期待が高まる。人事配分の見直しにより、事業にかかる人件費が削減。

COREC事業は、2014年9月より有料プランの課金がスタートし、種まきの段階であることから今はメンバー数を増やすことを重視している。

Paid事業について

セグメント売上高は前年同期比30.9%増の約1億2,500万円
セグメント損失は約1,100万円(前年同期損失約2,300万円)

加盟企業の増加と獲得した加盟企業の稼働力の向上に注力し、マーケティング業務強化による認知度と知名度の向上により、問い合わせ数の増加が見られた。
また、ソリューション営業による加盟企業獲得にも尽力した。

売掛債権保証事業について

セグメント売上高は前年同期比12.1%の約2億6,800万円
セグメント利益は前年同期比62.8%の約4,800万円

代理店経由のクライアントの新規契約続伸により保証残高が復調。また、クライアントの間口を広げるための積極的な業務提携も行った。

◆好調な事業成績からみる今後の事業成長イメージ

・スーパーデリバリー:安定成長を継続し、顧客ベースを拡大し、成長率向上へ。
・Paid:黒字化の目処が立ち、これからが収穫の時期。成長戦略としてソリューション営業による加盟企業の獲得促進と稼働率向上に取り組む。
・売掛保証:利益貢献度は向上。保証残高の拡大を加速していくために提携先の多様化を促進。
・COREC:売上よりもメンバーを増やす種まきの時期とする。知名度向上とCOREC自身の機能向上により、ユーザー数の増加加速を目標とする。

新しいサービス提供を開始しながら、昨年比で順調に業績を伸ばしている同社。種まき新サービスの萌芽とともに従来事業の拡大が実現すれば、来年度決算発表時にはさらなる飛躍を記録するだろう。

通販やECの普及と成長で商品の回転率が高まった分、滞り無く流通を効率化させることは必須となっていくだろう。迅速かつ他頻度で小ロットの、小回りの効く効率化された物流サービスを提供する同社が好調な決算発表をしたのも得心がいく。
BtoBのインフラビジネスはやはり、今後も伸び率の高いモデルなのかもしれない。