小林製薬、通販も「あったらいいな」へ 2030年ビジョン策定で事業名称変更

ECのミカタ編集部

小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:小林章浩、以下「小林製薬」)は、通信販売事業2030年ビジョン「身体と心を整え、健やかで自分らしい暮らしに導く」を定め、2024年2月より通信販売事業名称を新たに「- くらし創造パートナー - 小林製薬 あったらいいな通販」として展開することを発表した。

サプリや医薬品で知られる通販事業、ライフケア視点に

「サワデー」「ブルーレットおくだけ」「熱さまシート」「アイボン」「のどぬ〜るスプレー」「トイレその後に」など、インパクトの強いキャッチコピーと商品名で、ヒットを飛ばしてきた小林製薬が、2023年2月の「2023-2025年中期経営計画」でデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を掲げたことは記憶に新しい。

その小林製薬が、1999年に開始したのが栄養補助食品の通信販売事業だ。以来「小林製薬の通信販売」を展開し、健康食品(サプリメント)、化粧品(ヒフミド)、育毛(ヘアケア)、医薬品を“製薬会社品質”で提供してきた。

しかし社会の変化や顧客ニーズの多様化に伴い、「これからの未来に起こりうる変化」と小林製薬が「通信販売事業を通じて提供できる価値について検討」を重ねた結果、「2030年ビジョン」を「身体と心を整え、健やかで自分らしい暮らしに導く」とし、事業名を変更。「- くらし創造パートナー - 小林製薬 あったらいいな通販」として展開していくことになったという。

小林製薬は、「これから未来の暮らしは、より自由で多様性に富んだスタイルに変化していくと思われ、身体も心もケアする『ライフケア』の視点で、一人ひとりのお客様に、最適な提案やアドバイスを行う『くらし創造パートナー』でありたい」と考えているといい、その想いが2030年ビジョンに込められているとしている。

顧客サービスも新たに

今後、「2030年ビジョン」の制定に伴い、ポイント制度や特典の付与など、顧客サービスについても新たな施策を取り入れていく予定だ。

あったらいいなと感じていただけるサービスの提供
・新たなポイント制度の導入
・お客様に会員価値を感じていただけるポイント利用特典

あったらいいなと感じていただける製品の提供
・新規漢方薬の取り扱い(ナリピタン、モレナクト)
・贈り物に使っていただける華やかな芳香剤
・結婚式の思い出を香りで体感できるフラワーシャワーとリードディフューザー

あったらいいなと感じていただける体験価値の提供
・お肌のセラミド分析の拡大
・日々の食事分析ができる携帯アプリの導入検討

少子高齢化社会において、小林製薬では今後、「販売する」という一時的な関係ではなく、薬剤師の専門性と親身で的確な応対に加えて、一人のお客様をより深く知り、最適な提案やアドバイスを行う伴走者「くらし創造パートナー」を目指すとしている。

なお新しいお客様サービスの内容は、2024年2月以降、「- くらし創造パートナー - 小林製薬 あったらいいな通販」Webサイト(以下)で公開していく予定だ。

関連リンク:小林製薬「- くらし創造パートナー - 小林製薬 あったらいいな通販」


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