Z世代が信じる情報源、世代ならではの特徴とは? CAREER INDEX調査

ECのミカタ編集部

Z世代は新聞よりもSNSの情報を信じる傾向あり ~ 一方で約4割は信頼できるものはないと回答 ~ 「CAREER INDEX実態調査 vol.31」

株式会社キャリアインデックス(以下:キャリアインデックス)は、就労中の社会人に「信頼できる情報源」を聞いた「CAREER INDEX 実態調査vol.31」を発表、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査概要:CAREER INDEX 実態調査
◆調査委託先:GMOリサーチ株式会社
◆調査方法:GMOリサーチ株式会社が提供する高品質リサーチPR・調査PRサービス「GMO Ask for 調査リリース」の企画によるインターネット調査
◆調査期間:2024年2月6日〜7日
◆有効回答:就業中の1208名対象
◆出典元:Z世代は新聞よりもSNSの情報を信じる傾向あり ~ 一方で約4割は信頼できるものはないと回答 ~ 「CAREER INDEX実態調査 vol.31」(株式会社キャリアインデックス)

Z世代のみSNSが新聞を上回る

「あなたが信頼できると思う情報」について質問をしたところ、30歳未満のZ世代(1990年半ばから2010年代序盤に生まれた年齢層)では「新聞」17.8%、「SNS」18.7%と、僅かながらSNSのほうが優位な結果となった。

他の世代では新聞のほうが優位となっており、以下のように世代間の差異が鮮明になった。

◆30代:「新聞」28.5%「SNS」12.8%
◆40代:「新聞」40.4%・「SNS」9.2%
◆50代:「新聞」46.8%・「SNS」3.6%
◆60代:「新聞」54.7%・「SNS」2.7%

旧来の情報源からSNSに移行しつつある

総務省調査(※1)によると、20代(Z世代)のSNSの利用時間(平日)は87.3分と突出しており、旧来の情報源よりも、SNSを通して情報を得る機会が多いことがうかがえるだろう。

また、30歳未満で「信頼できるものはない」の回答割合は40.4%と他の世代より大きな数値になっている。こういった点から、情報の不確実性についてもよりシビアに捉えていると傾向が見受けられるだろう。

Z世代では「新聞」を信頼する割合も唯一10%台と低く、主要メディアが大きく変化しつつある現状が明らかとなった。

EC事業者にはターゲットの年代にあった媒体選択、訴求がより一層求められるだろう。本調査内容を今後の施策検討に活かしてほしい。

※1:令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事