ジャストシステム、定額制音楽ストリーミングサービスに関する意識調査を実施
10代~50代の男女564名に対し、「定額制音楽ストリーミングサービスに関するアンケート調査」を実施
利用に至らない理由については、「サービスが出そろうまで様子を見たい」(60.7%)
現在サービスを利用している人も、63.3%の人が「無料期間が終わったら解約したい」
認知度が最も高いサービスは「LINE MUSIC」、ただし無料期間終われば解約63.3%
株式会社ジャストシステム(以下、ジャストシステム)は、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用して、2015年6月25日〜27日の期間、10代~50代の男女564名に対し、「定額制音楽ストリーミングサービスに関するアンケート調査」を実施。その調査結果をまとめ7月3日に発表した。
ジャストシステムの調査によると、「毎日音楽を聴いている」人のうち、定額制音楽ストリーミングサービスを「利用している」人は25.9%。「週に2~3日程度聴く」人は16.1%、「週に1日程度聴く」人は7.5%。音楽を聴く頻度が高い人ほど利用率が高くなっている。認知度の高いサービスは、「LINE MUSIC」(73.3%)、次いで「dヒッツ」(66.4%)、「レコチョクbest」(65.3%)。日本未上陸(調査期間の時点)で、利用したい海外のサービスとしては、Android利用者では「Google Play Music」(30.4%)が最も多く、次いで「Apple Music」(20.5%)。iOS利用者では「Apple Music」(36.4%)がトップとなり、次いで「Google Play Music」(29.0%)。「Spotifi」については、Android利用者では17.0%、iOS利用者では18.7%が日本に進出すれば利用したいと回答している。
定額制音楽ストリーミングサービス未利用者が、利用に至らない理由については、「サービスが出そろうまで様子を見たい」(60.7%)、「スマートフォンの通信量が気になる」(58.5%)、「曲が手元に残らないのが不満」(44.7%)が主な要因となった。また、現在サービスを利用している人も、63.3%の人が「無料期間が終わったら解約したい」と回答している。
音楽配信スタートのスピードや使いやすさ、限定楽曲などの配信で各社がそれぞれの魅力を打ち出している定額制音楽ストリーミングサービス。いくら音楽好きでも、サービスを複数契約するユーザーは少なく、ユーザーの奪い合いが激戦となることは必至。大手参入なので想像するには難しいが、海外組と日本組の数は、それぞれ淘汰されていくことだろう。