「BASE」近況!代表 鶴岡氏が今を語る。進化を追う

石郷“145”マナブ

ショップ開設サービスの域を超え、いざショッピングアプリへ

 勢いに乗るEC企業を記者の独断で追う、近況シリーズ!今回は、BASE株式会社にやってきた。出迎えてくれたのは代表の鶴岡裕太さんだ。実を言うと筆者は、BASEを使っていた経験がある。導入しやすく、作り方もわかりやすく、使いやすく、作り手次第では洗練された雰囲気も十分醸し出すことができる、そんなネットショップ開設サービスであることを、僕自身、実感している。だからこそ、BASEの今、そして次が気になったのだ。

 開口一番、鶴岡さんは「作り手のためのネットショップ開設サービス、ショッピングアプリを目指しています」と話す。実は、とりたてて告知しているわけではないので、気づいている人は、少ないが、6月に、BASEを「ショッピングアプリ」という位置付けで、iOSをリニューアルし、新たにAndroid版アプリをリリースした。確かに、従来もBASEのアプリはあった。が、それは作り手が店舗を開設させるためのツールだった。今回リリースされたアプリは、それとは全く趣が異なり、ショッピングアプリなのである。

 キュレーションサイトのようにして、ある一定のテーマに基づき、特集が組まれ、それは、1週間に1回ずつ変わっていく。夏にフォーカスしたもの、トートバッグのまとめ、パンの特集など、扱うジャンルは幅広い。テーマでまとまっていれば、ユーザーにとっても買いやすい。店舗に取っても、選ばれれば自分たちを露出させる格好の機会となる。鶴岡さんによれば、「BASEの店舗数は、いまや17万店舗に及ぶ」という。この17万店舗がすべてこのアプリの中に入っており、検索もできるので、検索すれば、必ずそれらのすべての店舗の商品に行き当たる。

 光る17万店舗の個性。「ナショナルブランドの商品はなくて、CMに流れているような商品、コンビニで売っているものはそれほどない」と話す通り、BASEでは、作り手が自分で自分の作った商品を売っている事例が多い。BASEのお店は、そんな意味で、大手モールとは違っていて、作り手の顔が見えてくるようだ。そこが、従来のショッピングアプリとも一線を画している所以である。

作り手が自ら商品をブランディングできるステージを用意

 一つ一つの店舗が自分の商品に想いを持っているとすれば、そこにはストーリーがある。だから、同社は次なる施策として、BASE Magを仕掛けた。BASEの中にある商品を、作り手自ら案内するブログのようなWEBマガジンだ。BASE Magに行けば、ありとあらゆる商品に巡り合え、その想いに触れられる。

 その立ち上げの根拠として「世の中のマス向け商品であれば、普通、作っている人とそれをブランディングする人、お店にそれを並べる人の役割がすべて別なんです。でも、BASEではすべて同じ人が何役もこなしている。僕たちは商品を売る場面の提案はできているので、BASE Magを通し、作り手の方に商品をブランディングしていただき、購入者を探し求めるお手伝いをしたかったのです」と鶴岡さんは説明する。

 BASEという売り場から始まった、そのストーリーは、多くのクリエイターを光り輝かせ、その作品を世に生み出した。既に、BASEはその実力を発揮しているものの、そのポテンシャルはこんなものではないのだろう。BASE Magや今回のショッピングアプリなどのコンテンツは、BASEがいよいよショッピングサイトのプラットフォームとして、本領発揮する場面に来た事を意味するように思う。BASEがまた新たな文化を創造する。

 そして、最後に鶴岡さんは思いがけずこんな話をし始めた。「実は、来月、弊社では、新サービスを提供することになっていまして…」。ええ?そうなんですか?
その気になる新サービスについては、続編で触れることにしよう。しばしお待ちを。

構成:石郷“145” マナブ

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記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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