インスタの認知率7割!ユーザーの増加と広告の関係は?

利根川 舞

各サービスの利用率推移グラフ

記者の論点:Instagramの認知率・利用率の増加に伴って、Instagramが新たな商品広告の場所として活用されはじめている。

スマホの普及で広告が見られる”媒体”が大きく変化!

 株式会社ジャストシステム(以下「ジャストシステム」)は、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用して、全国の15歳から69歳の男女1,100名を対象に、『モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2015年12月度)』を実施した。

調査の結果、Instagramの認知率が1年間で5割弱から7割強へと増加したことがわかった。2014年12月調査時は48.6%であったが、2015年12月の調査では72.8%にまで増加した。また、利用率も2014年12月調査時の8.3%から13.4%と増加。一方で、Facebookの利用率は37.5%と2014年12月調査時の40.0%からやや減少した。Instagramのユーザー増加という点だけでなく、多くの企業がInstagramでキャンペーンを行っていることから、利用率や認知度が増加しているのではないだろうか。

また、2015年で接触頻度が最も高かったと感じる広告媒体は「テレビ」が38.5%と最も多く、次いで「パソコンで表示される広告」(27.8%)、「スマートフォンで表示される広告」(24.4%)であった。年代別に見ると、20代以上の世代では「テレビ」が最も接触頻度が高い広告媒体だったと答える人が最も多かったのに対し、10代では「テレビ」(33.3%)を抜いて「スマートフォンで表示される広告」が47.4%と最も多くなった。先のInstagramでも昨年から広告配信がスタートしたが、スマートフォンで利用できるフリーアプリには必ずといっていいほど広告が掲載されており、そういったことからも、スマートフォンでの広告に触れる機会が増えているのだろう。

スマートフォンユーザーの増加や機能性の向上によって、WEBの閲覧の仕方もパソコンとは大きな違いが生まれているのは確かだ。小さい画面だからこそ、単文で「今」を伝えることができるTwitterや、写真でシンプルに「自分らしさ」を伝えられるInstagramが流行するのではないだろか。

TwitterやInstagramのアカウントを持つ企業は急激に増えているが、ターゲットを取り巻く環境に入り込むために、今までの通りのアプローチだけではなく、新たなアプローチの仕方として、それらSNSを活用していく必要性があるに違いない。


記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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