【朝刊】EC業界のNews1日をまとめて振り返り(3月3日版)

ECのミカタ編集部

3月2日(水)の注目Newsはこれ

EC業界で今日も頑張るあなたの一日のスタートに。
昨日の注目ニュースをサクッと振り返ってみましょう。

【速報】メルカリが84億の資本金調達実施!
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8199/

楽天、フリマアプリ「ラクマ」海外初展開!台湾へ
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8202/

ZOZOフリマ、社員が1ヶ月出品し続けた結果を公開
http://ecnomikata.com/ecnews/build/8191/

国内から海外へ、大手フリマアプリの戦略

 スマホの普及に伴い、急速な成長を遂げているフリマアプリ市場。その中でも上位に位置する大手フリマアプリを運営する2社が、3月のはじまりとともに相次いで大きな戦略を仕掛けてきた。

 まずは3月1日、楽天の提供するフリマアプリ「ラクマ」の、初の海外展開、台湾への進出が発表された。かねてより楽天は台湾のEC事業に力を入れてきたが、これまではあくまでもB2CのECプラットフォームとしての展開だった。それがフリマアプリというC2Cの市場に参入することで、楽天の今後の海外展開にどういった影響があるのか、目が離せない展開だ。

 さらに翌3月2日、日本最大のフリマアプリ「メルカリ」が、総額約84億の資金調達を実施することを発表し、大きな注目を集めた。メルカリの日本でのダウンロード数は約2,500万、月間流通額は100億円に達し、国内では確固たる地位を築いている。だがこの発表では、国内でのサービス拡大はもとより、さらなるグローバル展開にも言及されており、海外市場をも視野に入れたメルカリの今後の展開が伺える。

業界ならではのニーズを活かすフリマアプリ

 また、独自の展開で他社とは違う道を行くのが、ファッションフリマアプリ「ZOZOフリマ」だ。このアプリを運営する株式会社ブランケットが、1月25日~2月24日の1ヶ月間、社員が毎日、自身のコーディネートを紹介し、そのアイテムを出品する企画を開催した。この企画が想像以上の盛り上がりを見せ、出品後1分もたたずに売れてしまうアイテムや、2着以上のアイテムのまとめ買いなどにつながった。

 この背景には、アパレル業界において、実店舗で雑誌のモデルさんや店員さんのコーディネートを参考にして購入を決めるように、EC店舗においても、何らかのコーディネートを参考にアイテムを購入するという流れが増えていることがある。その中でも今回は、ファッションに関わる会社の社員という、センスと身近さのバランスが、利用者に効果的に訴えかけたと考えられる。規模だけでなく、こういった他には真似のできない独自の戦略が、今後のEC業界において成功する道の1つだと言えるのではないだろうか。


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