EC業界News1週間まとめ〜サクッと振り返り♪

ECのミカタ編集部

5/8〜5/14のNewsをギュギュっとまとめました!

 こんにちは!ECのミカタ編集部です。

 今週11日・12日・13日と東京ビッグサイトで行われた「通販ソリューション展」に行ってまいりました!いやぁ、活気がすごくて圧倒されました。弊社も「ECのミカタ」として出店しましたよ。ブースに遊びに来てくれた方ありがとうございます!あれがECのミカタメンバーです。

 忙しくてニュースをチェックできなかった方でも、これを押さえとけばもう安心!
編集部が先週1週間の注目のニュースをまとめました。

ヤマト、仏国で実績のロッカー上陸!佐川も受取可
https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8971/

ヤマト運輸、JR駅へ「宅配便受取りロッカー」設置
https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8944/

【速報】楽天 2016年度第1四半期決算発表
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8990/

新時代到来。メディアECモール「kabuki ペディア」誕生
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8954/

ヤマトがJR駅に宅配ロッカー設置です

 ヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)が東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)の首都圏の駅へオープン型宅配ロッカー「宅配便受取りロッカー」の設置を火曜日に発表しました。

 設置の背景は、問題となっている再配達の軽減するためだそうです。再配達は今、大きな社会問題になっています。利用者にとっても運送業者にとっても環境にとってもデメリットばかりです。利用者は自分宛の荷物が運送業者とのすれ違いでなかなか届かないのは残念なことでしょう。運送業者にとっても人件費がかかりますし、トラックを何度も運転することによって排出される二酸化炭素の量も増え環境にもよくありません。

 そこでヤマト運輸はその再配達の問題を改善するために立ち上がったのです。「宅配便受取りロッカー」を設置することで利用者が駅を利用する片手間に、注文した荷物を受け取ることができるのです。利用者が「受け取りたいタイミング」で「受け取りたい場所」で受け取ることができるように、受取り場所の拡大を進めていく方針ですが、その中の一つの手段として今回、JR東日本の駅に「宅配便受取りロッカー」を設置しました。

 再配達の軽減・利用者がより受取りやすいサービスの提供、「宅配便受取りロッカー」設置はヤマト運輸の“思いやり”が込められているように感じられます。まずは利用者への更なる利便性向上の“思いやり”。再配達を軽減しトラック配送の二酸化炭素を減らす環境への“思いやり”。そしてヤマト運輸で働く人の負担を減らす自社への“思いやり”。

配送業界全体で“再配達”に立ち向かう

配送業界全体で“再配達”に立ち向かう

 “再配達”というキーワードでヤマト運輸が新しく取り組むサービスがもう一つあります。フランスで郵便事業における実績をもつネオポスト傘下のネオポストシッピングとヤマト運輸が合弁会社「Packcity Japan株式会社(以下、Packcity Japan)」を設立し、オープン型宅配ロッカー「PUDO station(Pick Up & Drop Off station)」を国内導入することになったのです。

 「PUDO station」とは一度で利用者に配達することができなかった再配達の荷物を、配達員が預けることができる宅配ロッカーです。またこの宅配ロッカーの驚くべき点は、ヤマト運輸の以外にも他会社である佐川急便株式会社(以下、佐川急便)や日本郵便株式会社(以下、日本郵便)の荷物も預けることが可能になります。

 各配送業者の荷物を共有で置くことができる宅配ロッカー「PUDO station」は、配送における再配達の問題を物流業界全体で改善する試みをヤマト運輸は働きかけたのです。スペースの共有により無駄がなくなり、利用者にとっても各社の荷物を1つのロッカーで受け取ることができるため利便性が向上します。どういった配送の手段が再配達が軽減し、利用者や配送業界全体にいい結果をもたらすのか、追求した結果が「PUDO station」なのでしょう。ここにもヤマト運輸の“思いやり”が感じられることでしょう。

 今や配送サービスというものは社会のインフラです。ECサイトで商品を注文し、その商品が自分の元へと届くということは当たり前のことだと考えられています。しかしその裏では利用者のためを思ってより良いサービスを届けようと働いている人たちがいます。当たり前のサービスから始まる“思いやり”は、更に私たちの生活を便利なものにしてくれるでしょう。ヤマト運輸から始まるEC“思いやり”活動。ひとりひとりが相手のためを考えればECは今よりも人情味溢れた素敵な業界になっていくことでしょう。

 では、また明日から張り切ってまいりましょう!あなたにとって素敵な1週間になりますように。


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