【まとめてみた】ヤマト運輸、衝撃のメール便廃止に続き続々新サービスを展開

ECのミカタ編集部

業界初!日本最大のフリマアプリ「メルカリ」と宅配事業社のシステム連携が実現

ヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)は、株式会社メルカリ(以下、メルカリ)と4月1日よりサービス提携することを3月17日に発表した。スマートフォン向けフリマアプリと宅配事業者のシステム連携は、業界初の試みとなる。
このサービス提携により、メルカリを利用する出品者と購入者間には、新たな配送方法が誕生する。メリットとしては、「メルカリが運賃の一部を負担することで料金が安価になる」「送り状を書く手間が省ける」「送料の決済がアプリ上で完結できる」など。
利用できる配送は、ヤマト運輸が提供する「宅急便」「宅急便コンパクト(4月開始予定)」「ネコポス(4月開始予定)」。通常、「ネコポス」は、法人・個人事業者のみ利用できるサービスだが、メルカリの取引であれば誰でも利用できる。利用料金については、4月1日のサービス開始時に発表される。また、今後はコンビニエンスストア、セールスドライバーによる集荷など、発送窓口を拡大。さらに、メルカリでの配送手配だけで完結する匿名配送サービスも提供予定とのこと。

ディノス、通信販売事業者として初めてヤマト運輸の「宅急便受取場所選択サービス」を利用

同日、ヤマト運輸は、株式会社ディノス・セシール(以下、ディノス・セシール)が運営する「ディノス」の通信販売事業において、「宅急便受取場所選択サービス」を提供すると発表した。
ディノス・セシールは、ヤマト運輸が提供する全受取場所を利用する初めての通信販売事業者となる。同サービスを導入することで、ディノス商品がコンビニエンスストアやヤマト運輸直営店(約4,000か所)など、全国約25,000か所の好きな場所で受け取れるようになった。ただし、利用にはヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」(入会無料)への会員登録やサイズ規制があるなど、各種利用条件がある。

既成概念にとらわれずに様々な革新を見せるヤマト運輸。衝撃のメール便廃止宣言から、宅急便コンパクトなど4月より新たな配送サービスを開始すると発表したことも記憶に新しい。今後も、こうしたさまざまな事業者とのサービス連携を行い、物流業界に新風を巻き起こすのではないだろうか。


文:ECのミカタWEB編集部


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