TikTok、新たなブランドセーフティーセンターを発表 ブランド保護への取り組みを推進

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ECのミカタ編集部

TikTok、「APAC Responsible Media Forum 2026」にて、新たにブランドセーフティーセンターを発表

TikTokは2026年10月27日、シンガポールで「APAC Responsible Media Forum 2026」を開催し、新たに「TikTok Brand Safety Center」および「Brand Protection Playbook」を発表した。

イベント当日には、アジア太平洋地域各地のブランド、広告会社、パートナー企業から30名の参加者がシンガポールに集い、ブランドセーフティと広告の未来への責任について共に議論した。本記事ではEC事業者へ向けて、一部の内容を抜粋して紹介する。

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プラットフォームの安全性確保

TikTokでは、まず自動審査によって違反の可能性があるコンテンツを検出。必要に応じて、専門的なトレーニングを受けたモデレーターが文脈を踏まえた審査を行う。

2026年4月から6月にかけてTikTokは、日本においてコミュニティガイドラインに違反する動画を100万本以上削除した。これは、日本で公開された動画全体のおよそ0.4%に相当する。

TikTokの最新のコミュニティガイドライン実施レポートによると、削除された動画の99.0%は公開前に検知され、80.1%は公開から24時間以内に削除されたという。

グローバルでは、当該四半期における全動画削除の97.4%を、AI技術を活用したモデレーションを含む自動化システムが担った。

これにより、違反コンテンツをより一貫性をもって特定・削除できるようになり、コミュニティがそうしたコンテンツに接触する可能性の低減にもつながっている。

新たなブランド保護ツールも発表

TikTokはブランドの評判を守り、信頼を維持するとともに、潜在的なリスクに対応できるよう、幅広い観点からブランド保護に取り組んでいる。

今回発表したTikTokの新たなブランド保護ツールは、従来のブランドセーフティ対策を広告掲載面の管理だけでなく、その先へと拡張するものとなっている。

◆TikTok Market Scope Brand Perception
▷Business Center上で、プラットフォーム上でブランドについてどの程度会話が行われているか、どのように受け止められているか、どのようなトピックが継続的に話題になっているかを把握できる。

◆著作権・商標権侵害の報告
▷TikTokのアカウントチームを通じて知的財産に関する懸念をエスカレーションできるほか、TikTokの報告チャネルを通じて侵害の疑いを直接報告することも可能。

◆IP Protection Center
▷TikTok ShopのIntellectual Property Protection Center(知的財産保護センター)では、ブランドおよび権利者が著作権・商標権を侵害する出品を報告できる。

◆TikTok Real
▷ブランドは販売者の認可状況を確認できるほか、不審な出品に関するアラートを受け取り、確認済みの模倣品を迅速に削除できる。

プラットフォーム上で交わされるブランドに関する会話の把握、潜在リスクの早期発見、迅速な対応を支援するとした。

スポンサーラベル

市場調査会社Ipsosが12市場を対象に実施した調査によると、TikTok上でスポンサーラベルが付いたブランドコンテンツを見た人は、見ていない人と比べて、そのブランドがリアルで本物に感じられると評価した人の割合が30%高く、信頼できると評価した人の割合は11%高かった。(※1)。

この結果について、TikTok for Business, Global Business Solutions Head of Global Responsible Media & Brand Safety, Francis Stones氏は、次のようにコメントしている。

「人々がTikTokに求めているのは真正性です。その体験を守ることは、ブランドが安心してユーザーと向き合える環境づくりにもつながります。私たちの役割は、信頼を築き、維持しながら、ブランドが安心してカルチャーに参加できるためのツールとセーフガードを提供することです」。

広告領域におけるAI技術へのセーフティアプローチ

独立系マーケティングコンサルタントであるResponsible Marketing Advisoryとの協業により策定した、広告におけるAI技術を活用したクリエイティブの責任あるあり方をまとめた新たなガイド「AI Safety Essentials」も公開された。

TikTokの「Responsible AI Framework」は、AI技術を活用したクリエイティビティが責任ある、透明性の高い、信頼できるものであり続けるよう設計された、5つのレイヤーにまたがる枠組みとなっている。

※画像元:「APAC Responsible Media Forum 2026」にて、新たにブランドセーフティーセンターを発表(TikTok)

TikTokはこれまでコンテンツクレデンシャル機能、クリエイター向けのラベリングツール、そして不可視ウォーターマーキング技術を組み合わせることで、30億本以上の動画をAI生成コンテンツとしてラベル付けしてきた。

ブランド保護とAI活用の両立に向け、同社がどのような仕組みを整備していくか注目される。

※1:「TikTok and Ipsos, “Re-Energising the Mid-Funnel,” 2026」12市場を対象に、テスト群・コントロール群による調査設計で実施(2025年11月〜2026年2月)。数値は、TikTok上で出稿されたブランドコンテンツに接触した人と、非接触のコントロール群との比較による相対的な上昇幅。