顧客幸福度、スポーツシューズブランド「On」が総合1位に ファン総合研究所調査

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ECのミカタ編集部

241ブランド調査で最も幸せを感じるブランドは「On(オン)」

株式会社ファンベースカンパニーの研究機関「ファン総合研究所」は2026年6月3日、ブランドが顧客にもたらす「幸せ」を可視化する独自指標「顧客幸福度(CWS:Customer Well-being Score)」の調査結果を発表した。

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調査概要

◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:14業界・36カテゴリ・241ブランド
◆主な調査項目
▷認知・利用経験/ブランド好意度/顧客幸福度(CWS)/応援・推奨・継続・指名買い意向などの意向スコア/ファン心理(幸福因子) など
◆調査対象者
▷スクリーニング調査:全国18~69歳の男女
※一部業界はエリアを絞って実施
▷本調査:スクリーニング調査で[当該ブランドのファン度:コアファン/ファン/ライトファン]の該当者
◆サンプルサイズ(有効回答数 )
▷スクリーニング調査:n=26万2173
▷本調査:n=2万8261
※各チームn=100を目標に回答を収集し、有効回答数で集計
◆調査実施時:2026年1月14日~2月10日
◆出典:顧客幸福度調査2026 調査レポート(株式会社ファンベースカンパニー)

総合1位はスポーツシューズブランド「On(オン)」

本調査では、「ブランドの存在によって顧客が感じる幸せの度合い」を1〜10点で聴取し、CWSを算出。調査対象となった241ブランドのうち、上位20社を公開した。

調査の結果、スポーツシューズカテゴリーの「On(オン)」が総合1位となった。

上位20ブランドには、日常的に利用する食品・外食から、熱狂的なファンを持つエンタメ・アウトドアブランドまで、多彩なブランドが並んだ。

14業界のCWS平均値を比較したところ、業界平均の最高は自動車、最低は金融・IT・フィットネスで、約10ポイントの開きが確認された。

ファン総合研究所はこの結果について「業界の構造的特性(業界のビジネスモデルや商品カテゴリ特性・日常の接触頻度・生活での関与度・購買サイクルなど)がCWSの平均値に影響していると考えられます」とコメント。

自社のCWSを評価する際は、総合ランキングだけでなく、業界内での相対的な位置づけで見ることが重要であると続けた。

CWSを高めることが「ブランドの推奨行動」を生む

推奨意向はCWSと強い相関がみられ(r=0.92)、顧客幸福度が高いほど推奨意向が高い傾向が確認された。

今回のデータではCWSが高まるにつれ、推奨意向は約4倍に高まっている。このことから、CWSを高めることが「ブランドの推奨行動」を生む重要な要素であることが示されている。

また、継続意向とCWSも強い相関がみられ(r=0.71)、ブランドに「幸せ」を感じている度合いが高いほど、「今後も使い続けたい」という意向につながった。ブランドのCWSが、継続意向やLTV向上につながることが示唆された。

「所有」から「つながりによる幸福」へとシフト

本調査は、以下の業界・ブランドを対象に実施された。

ウェルビーイングへの関心や「推し活」の広がりを背景に、人々の価値観は「所有」から「つながりによる幸福」へとシフトしてきた。企業活動においても、「顧客の人生をいかに豊かにし、幸せに寄与しているか」という視点が不可欠となっている。

顧客との関係性を強化し、継続利用や推奨行動につなげるためにも、本調査結果を参考に自社の取り組みを検討したい。