記者の論点：主婦に向けて、ネットショッピングの経験を尋ねるアンケートをソフトブレーン・フィールドが実施した。なんと経験がある人は、9割を超えていた。はたして、何を購入しているのか。そこには、主婦ならではの商品が並んでいた。

主婦にネットショッピングのアンケートを実施！

フィールドマーケティング支援サービスを提供するソフトブレーン・フィールド株式会社（以下、ソフトブレーン・フィールド）では、「日用品・生活必需品のネットショッピング」についてのアンケートを2月9日から15日に実施した。アンケートの対象は、30代～40代の主婦を中心とするソフトブレーン・フィールドのサービスに登録している既婚女性全員とした。

アンケートでは、最初に「日用品・生活用品についてネットショッピングの経験があるか」を尋ねた。その質問に対し、9割以上が「購入経験がある」と回答した。さらに、購入品を尋ねたところ、「化粧品」が82.1％、タオルやハンカチ、下着類等の「衣類・雑貨」が81.5％、洗剤、シャンプー等の「トイレタリー」が59.1％だった。また、「水・飲料」が56.8％、電池、文具等の「消耗品」が56.0％と続いた。

ネットショッピングの頻度を尋ねる質問に対しては、「毎週定期的」が3.1％、「月に何度か」が22.9％、「毎月・隔月で定期」が8.9％、「6ヶ月に1回以上」が25.3％となった。また、半年に1回以上の頻度で何らかの日用品・生活必需品を購入する人が6割を超えた。

その半年に1回以上の頻度で何らかの日用品・生活必需品を購入している445名を対象に、月額の購入金額を尋ねた。その結果、「1,000円未満」が8.5％、「1,000円～3,000円未満」が30.6％、「3,000円～5,000円未満」が28.1％となった。また、「5,000円～10,000円未満」が18.2％、「10,000円以上」が14.6％という結果が出た。

ネットショッピングをする際に利用するサイトとアプリ！

ネットショッピングをする際に利用するサイト・アプリに関しては、「楽天」が78.4％で1位、「amazon」が70.6％で2位となった。3位は、36.2％の「Yahoo!ショッピング」だった。また、その際に利用する情報機器は、「パソコン」が80.2％、「スマートフォン」が37.3％、「タブレット端末未満」が8.8％という結果が出た。また、パソコンとスマートフォン、スマートフォンとタブレット端末というようにシーンによって使い分けている人は24.0％で、約4人に1人が使い分けていることになる。具体的なコメントは、「たくさん検索して、比較する時はパソコン。急いで買い物したり、アプリでのポイント増がある時はスマートフォン」（30代）、「パソコンはゆっくり選びたい時で、スマートフォンは買うものが決まっている時や、外出先で時間が取れて注文できる時」（30代）というようにシーンや用途に応じて使い分けていることが分かる。また、ネットショッピングを最も利用する時間に関しては、平日・土日祝とも21時1分～24時が最も多く、それぞれ46.7％、45.4％だった。

日用品・生活必需品のネットショッピングについての具体的なコメントには「近くの店舗にない商品だったり、商品があってもネットの方が価格が安い場合はネットを利用する。また、子供が小さいので家まで届けてもらえた方が便利なことが多い。」（30代）や、「お水などの重いものは、玄関まで運んでもらえるのでネットで買うことが多いです。」（40代）というように、買い物に割く時間を減らすことや、水・米等の重いものを家まで運ばなくて良い便利さに関するコメントが多かった。

ネットショッピングが当たり前になりつつ現代、ついに「9割以上がネットショッピングの経験がある」という結果が出るようになった。今回の調査は主婦に注目したこともあり、日用品・生活用品の購入率が高かった。また、主婦は家事や育児をしながら買い物に行かなければいけない。特に小さい子供が居る時は、買い物に行くことすら大変である。そこで、ネットで注文すると自宅まで届けてくれるというその便利さが主婦を助けている。インターネット通販が、この調査においても、主婦にもたらした功績は、大きいということが改めて実証された形だ。