Amazon 出品許可申請とは?知っておくべき申請方法解説

アグザルファ株式会社

こんにちは!
アグザルファのAmazon専門コンサルタントです!

Amazonで新規商品の出品を行うにあたり、「出品許可申請」に直面し慌てたことはありませんか?

最近、Amazonでは出品前に「出品許可申請」が必要になった商品が増えている傾向があります。

直近でいいますと、2020年1月頃より「食品&飲料」カテゴリーにおいて「出品許可申請」が必要な商品が増加しました。

「出品許可申請」は突如出品申請が必要なルールに変更されたり、逆に申請が不要になったりと不安定な現象も起きていますので、今後も様々な商品で同様の現象が生じる可能性があります。

「出品許可申請」について知っておくことで、焦らず対処できるようになりますので、今回は「食品&飲料」カテゴリーを例として「出品許可申請」について解説していきます!

基本的には、一度でも申請したカテゴリーで出品申請が通ってしまえば、次回以降出品する場合は、出品許可申請なく出品できますので、面倒な作業は一度きりと割り切って、申請を進めていきしょう!

なお、今回のルール変更前(出品許可申請が必須になる前)に、すでに「食品&飲料」カテゴリーで出品していた方は、出品許可申請対象外となりますので、ご安心ください。

Amazonでの出品許可申請についての詳細はコチラから!
https://bit.ly/2omhn4b

出品制限とは?

Amazonでは商品登録を行う際、商品の安全性を確保するため、商品を出品する前にAmazon側で許可を得る必要がある場合があり、それが「出品許可申請」となります。

「出品許可申請」では、カテゴリー単位による申請となり、指示された書類を提出します。

審査が通らないとAmazonでの出品が認めらません。勿論、審査が通らないこともありますので注意が必要です。

出品許可申請が必要な商品

出品登録前にAmazonから事前承認を得る必要がある商品があります。

事前承認を得る必要がある商品例は、以下記載の【制限対象商品】のようなものが挙げられます。これらの商品が属すカテゴリーに対して「出品許可申請」を出していきます。

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【制限対象商品】
・酒類の取り扱い
・動物および動物を材料とする商品
・自動車用品
・医薬部外品および化粧品
・通貨、硬貨、および現金同等品
・栄養補助食品
・医薬品
・武器および武器を模した商品
・食品&飲料
・アダルト商品
・不快感を与える商品
・Amazon デバイスおよび修理・メンテナンス用アクセサリ商品
・電化製品・電子機器
・レーザーポインターおよびその関連商品
・医療機器の取り扱いについて(マーケットプレイス出品者用)
・盗品及びロックピッキング装置
・医療機器および関連商品
・植物、植物由来製品及び種子
・リコール対象商品
・タバコおよびタバコ関連商品
・その他の商品
・化学物質、農薬および肥料

Amazonヘルプページより引用:https://amzn.to/2K6NsUR
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上記ヘルプページ内の【制限対象商品】を個別にクリックすると、「出品可能商品例」「出品禁止商品例」が記載されています。

商品によって制限対象となる条件が異なるので、出品前に出品条件をきちんと確認しましょう!

出品予定の商品は「出品可能商品」ですか?

それでは実際に、「食品&飲料」カテゴリーのについて、詳しくみていきます!

前述で触れた通り、「食品&飲料」には【出品可能商品】【出品禁止商品】があります。

まずは出品許可申請をする前に、出品予定の商品が【出品可能商品】であるかを確認しましょう!

セラーセントラル内の【制限対象商品】のヘルプページにて、「食品&飲料」は以下のような記載がされています。これらのページは新規商品を出品検討する際にもご参考ください。

【出品可能商品例】
食品衛生法を含む法規制・行政解釈・ガイドライン等で要求されている表示および包装が適切になされ、適切に調理、密封された食品および飲料。
商品は、腐敗、溶融、損傷などを避け、食品の品質と安全性を守るため適切に保管・出荷される必要があります。

【出品禁止商品例】
・食品衛生法(規格、食品表示基準を含む)、食品表示法、JAS法、健康増進法、計量法、景品表示法その他の法令や省庁ガイドラインに適合しない輸入食品。
・法令や省庁ガイドラインにおいて制限のある品目(塩・米・酒類・畜産類、医薬品成分を含むサプリメント等)における個人輸入代行およびそれに類似する形態による販売。
・保存期間が短い食品および飲料、保管。輸送日数の範囲内で腐敗および変質するおそれのある食品および飲料。
・商品パッケージに通気口のある味噌など、性質変化による梱包破裂のおそれのある商品。
・正式な許可または免許なく製造された商品酒類販売免許を取得していない者による酒類の販売や酒税法その他の法令や省庁ガイドラインに適合しない酒類。
・賞味期限、消費期限が切れた商品。
・クジラ肉、クジラ肉加工品、イルカ肉、イルカ肉加工品、サメ肉、サメ肉加工品、およびその他類する商品。
・牛トレーサビリティ法により、特定牛肉、容器、包装または送り状に、個体識別番号または荷口番号を表示されていない特定牛肉。これらを順守していない商品の販売を禁止します。

上記を確認して【出品可能商品】に該当する場合は、早速出品許可申請へと進みましょう!

「食品&飲料」カテゴリーの出品許可申請方法

【出品可能商品】であることが確認できたら、次はいよいよ「出品許可申請」に進みます。

現時点で、セラーセントラル内のヘルプページには「出品許可申請」の方法について詳細に説明されたページがなく、さらに、出品許可申請を行う専用ページに辿り着く導線も非常に分かりにくいのが現状です。

こちらでは「出品許可申請画面に辿り着く方法 & 申請方法」を解説いたします!

その前に、まず「一向に出品許可申請画面に辿り着けない」例を2つご紹介します。

本記事を読まれているということは、「一向に出品許可申請画面に辿り着けない方法」を行っているのかもしれません。

【辿り着けない例①】

1. セラーセントラルTOP > カタログタブ > 商品登録 > Amazon のカタログになかった場合: 商品を新規に登録する

2. 出品カテゴリー & 商品(小カテゴリ)を選択
出品申請が必要な場合、商品登録のカテゴリー選択の画面で下記のように鍵マークが表示されます。

「詳細はこちら」をクリックしても、ヘルプページに誘導されて「出品許可申請画面」は出現しません。

【辿り着けない例②】

1. セラーセントラルTOP > 在庫タブ > アップロードによる一括商品登録 > 在庫ファイルをダウンロード

2. 出品カテゴリー & 商品(小カテゴリ)を選択

「出品申請許可」アイコンが出現しましたが、これらのアイコンをクリックしても、残念ながら①と同じくヘルプページに誘導され「出品許可申請画面」には辿り着きません。

【どうすれば「出品許可申請画面」に辿り着けるのか?】

該当カテゴリーの在庫ファイルをダウンロードし、在庫ファイルを使用して商品登録を完了させた後、商品詳細画面に出てくる「出品許可を申請する」をクリック

これが、今現在「出品許可申請画面」に辿り着く唯一の方法となります。
詳しい手順は以下を参照ください。

1. セラーセントラルへログインした状態で在庫ファイル、商品登録規約、ブラウズツリーガイドを開いてください

2. 「カテゴリー別在庫ファイルテンプレート(日本語)」から「食品&飲料」の在庫ファイルテンプレートをダウンロード

3. ダウンロードした在庫ファイルに、通常の商品登録と同様に必要事項を入力し、アップロードして商品登録を行う
(セラーセントラルTOP > 在庫タブ > アップロードによる一括商品登録 > 在庫ファイルのアップロード)


注意:アップロードステータスはエラーになりますが、在庫管理画面を確認すると商品登録されているはずです。

4. 在庫管理画面から商品登録された商品の「商品の編集」ボタンをクリックすると、「出品許可を申請する」のアイコンが表示されますので、こちらをクリック

5. 小売店/販売店、メーカー、両方のうち、該当する項目にチェックすると、必要書類の詳細が表示されます

6. 必要書類を準備する

【小売店/販売店】を選択した場合 → [1.請求書]と[2.画像]が必要
【メーカー または 両方】を選択した場合 → [2.画像]が必要

—————————————————–
■ 必要書類について
1.[商品の購入に対してメーカーまたは卸業者が発行した請求書1通以上]
※書類は以下の要件を満たす必要があります。
・2019/07/19以降(180日以内)
・出品者の名前と住所が含まれている
・メーカーまたは卸業者の名前と住所が含まれている
・合計10点以上の購入を表示
(Amazonが申請時に通知された企業に連絡し、提出書類を検証する場合があることをご了承ください。)

2.[商品またはパッケージの画像]
※書類は以下の要件を満たす必要があります。
・コンピューターで作成された画像ではなく、実際の写真であること
・商品またはパッケージのすべての側面がはっきりと表示されていること
・型番、商品名、またはその両方を記載すること
・法人またはメーカーの名称と所在地を記載すること
・重要な情報は現地の言葉で表示する必要があります
—————————————————–

7. 上記要件を満たした必要書類データを添付し、連絡可能なメールアドレスを入力して「送信」

一旦ここまでの手順をクリアすることで「出品許可申請」が完了となります!

申請後の注意点

「必要書類も提出したし、これであとはもう出品許可が降りるのを待つだけ」と一仕事終えた気分になりますが、Amazonから出品許可見送りのメールが届く場合があります。

「恐れ入りますが、慎重に審査した結果、出品権限の付与は見送りとなりました。審査要件が多く、基準が厳しく感じられることと存じますが、ご協力をお願いいたします。」

残念ながら、このメールに対して何が原因なのかと問い合わせても「審査結果の理由はお伝えしかねます」といったマニュアル回答しか返ってきません。

再度、出品許可申請を出し直し通過する方法としては、別の書類(請求書)を用意して再申請することです。
一度の見送りで諦めずに申請を続けることをおすすめいたします!

まとめ

Amazon出品において「面倒だな」、「対処方法がわからない」とあなたが感じるならば、同じく競合他社も同じように感じているはずです。

出品許可申請が必要なカテゴリーは出品参入社も少ない傾向があります。
チャンスと捉えてみませんか?

Amazonの仕様変更のスピードは目まぐるしく、突然の変更は当たり前です。
その度に適した対応が必要となるため、心折れずにコツコツと対策していきましょう!

少しでも、本記事が皆様の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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著者

アグザルファ株式会社

【Amazonコンサルティングのパイオニア企業】
アグザルファは、2011年より国内初となるAmazonコンサルティングを開始いたしました。Amazonコンサルティングのパイオニア企業として長年にわたり多くのクライアントの売上拡大を実現してきた確かな実績や知見があります。

【元Amazon社員が設立、Amazon内の受賞実績も多数】
代表は元Amazon社員でAmazon在籍時には入社してから退社に至るまで5期連続のトップセールスを獲得。ベンダーや海外販売のサポートを含め、中小企業から大手企業まで多くのクライアントのサポート実績を持ち、「Amazonランキング大賞」や「Amazonマケプレアワード」、「Amazon.co.jp販売事業者アワード2022」、「Amazon.co.jp販売事業者アワード2023」など数々の賞を受賞しています。

【アグザルファ独自の戦略 "Amazonに最適な施策"】
アグザルファの「Amazon専門コンサルティング」は目先の一時的な売上を追い求めるたけではなく、長期視点で安定した売上最大化を図る戦略を重視し、各カテゴリや商材ごとに"Amazonに最適な施策" を実施しています。弊社独自のAmazonシステム調査やAmazon社との連携を活かした早期の情報反映を含め、多くのクライアントから高い信頼を獲得しています。


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