【eBayセラーミートアップ2026】6/17イベントレポート! 第2回の開催テーマは「国際配送戦略」
越境ECプラットフォーム「eBay」の日本セラーを支援するイーベイ・ジャパン株式会社(以下、イーベイ・ジャパン)は2026年6月17日、東京・日本橋兜町の会場にて第2回の「eBayセラーミートアップ2026」を開催しました。招待制である本イベントにはeBay公式配送サービス「eBay SpeedPAK」の提供会社であるOrange Connex社(以下、OC社)を招き、合同で配送戦略に関するセミナーを実施。その後はSpeedPAKを積極活用するeBayセラー(販売者)の授賞式、受賞セラーのパネルディスカッション、交流会と続きました。
AI時代だからこそ、直接会って交流できる機会を
越境ECは販売商品とインターネットさえあれば場所を問わずに取り組める、魅力的なビジネス。eBayではセラーが全国各地からリモートで作業していますが、便利である一方で「孤独を感じる」と耳にすることもあります。さらに今はAI時代に突入し、対面コミュニケーションがますます希薄になりつつあります。そのような状況だからこそ、セラーがオフラインで集まって交流をする場を作り、ビジネスの成功とモチベーションにつなげてもらいたい。人とのつながりを大切にするイーベイ・ジャパンは、そのような想いから「eBayセラーミートアップ2026」を企画しました。
「eBayセラーミートアップ2026」はシリーズ企画として、月1回、異なるテーマにフォーカスして開催します。対象者はeBayで安定した販売実績を持ち、さらなる売上拡大が見込める中級~上級セラーたち。イーベイ・ジャパンで開催する多くの新規セラー向けイベントに比べ、既存セラー向けの本イベントではより専門的かつ実践的な内容を扱います。
5月の第1回に続き、今回は第2回でテーマは「配送戦略」。会場には50名超のセラーが集まりました。会場内には「eBay Japan Awards」を受賞するようなトップセラーの顔ぶれも見られました。
eBayグローバルのShipping責任者とOC社CEOが来日し、SpeedPAKの便利なサービスを紹介
この日のために上海から来日した、eBayグローバルシッピングチームのサラ・サン
eBayでは海外輸出に使える配送手段がいくつかある中、今回はeBay公式の国際配送サービス「eBay SpeedPAK」に特化してセミナーを行いました。まずは上海から来日したeBayグローバルシッピングチームのシニアマネージャー、サラ・サンのスピーチからスタート。2023年秋のサービス開始以来、SpeedPAKの登録者数は21,000人以上にのぼり、「2026年に日本からアメリカに配送された商品売上のうち58%はSpeedPAK利用によるもの。高速配送を使えば75%が2日以内、93%が3日以内にアメリカに届く」と、その利便性を語りました。またDDP(Delivery Duty Paid/関税元払い)が採用されているため、バイヤー(購入者)側に想定外の支払いが発生せず、安心感につながるのも強みだと説明します。
続いて、同じく上海から来日したOC社のCEO、ヤング・アネット・フィービー・ゴー氏が挨拶し、その後は日本支社の責任者にバトンタッチ。Orange Connex Japanの金本弘樹氏は「FedExやDHLといった大手クーリエ社の配送サービスを利用できるうえ、各社と直接契約するよりも割引が大きく、ボリュームディスカウントも適用できる」とSpeedPAKの価格競争力をアピール。また、無料の追跡機能や商品未着時のeBayセラー保護が理由で利用するセラーが多いことや、0.5kg以下の玩具やホビー関連商品など、軽量で扱いやすい商品に利用される傾向が強いことを付け加えます。ワサビスイッチのような主要一元管理ツールともAPI連携があり、4月からは日本のカスタマーサポートが設置されたことで、利便性もさらに増したといいます。
Q&Aではアメリカやヨーロッパの関税についてのリアルなお悩みが飛び交う
セラーのお悩みに答えるeBayとOC社の社員たち
Q&Aセッションでは多くの参加者から手が挙がり、昨今のアメリカ関税や7月1日から施行されるEU向けの税制改正への対応についての質問が飛び交いました。EUのVAT(付加価値税)に関しては商品金額によってeBayが徴収するケースとバイヤーが現地で支払うケースがあるうえで「セラーとバイヤーから二重に徴収される心配はないか」という質問が。それに対し「eBayが発行するIOSS(輸入ワンストップショップ)番号がSpeedPAKを通じて配送業者へ電子的に共有される。税関はこの番号を見て、VAT支払い済みであることを確認するので二重徴収は起こらない」とeBayシッピングチームは断言します。
また中には「SpeedPAKで予測関税が10%と表示されたのに、いざアメリカに送ったら46%を請求されて驚いた」という、会場がざわつくような質問も。これに対しOC社は、アメリカでは商品のHTSコード、素材、生産国、利用用途、新品・中古かなど様々な要素から税額が決定されると説明したうえで、「想定税額と実際に請求された税額に大きな差異がある場合は、まずOC社カスタマーサポートに税額・税率の詳細を問い合わせ、その上で再確認を希望する場合には、OC社カスタマーサポートを通じて配送業者へ再調査を依頼することができる」 と述べました。
なお、eBay公式ツールではありませんが、FedExが有料で提供する関税率情報データベース「WorldTariff」(https://www.fedex.com/en-us/shipping/international/worldtariff.html)を使うとある程度の税金が予測できるため、送付前に確認することをおすすめするとイーベイ・ジャパンの担当者からアドバイスがありました。ぜひ一度チェックしてみては。
SpeedPAK利用が発送業務の効率化やeBay内の評価アップにつながる
OC社CEOヤング・アネット・フィービー・ゴー氏からトロフィーを受け取る、最優秀賞を受賞した株式会社GLITの杉村さん
OC社の進行のもと行われた「Orange Connex Japan Awards 2025」では、2025年にSpeedPAKを積極活用したセラーが表彰されました。最も多くの貨物をSpeedPAKで世界へ届けた「最優秀賞」とEconomy部門の「最多発送賞」には株式会社GLIT(トレーディングカード、ゲーム、フィギュア、アパレル販売)が、Express部門の「最多発送賞」には株式会社一心(ブランドバッグ、アクセサリー販売)が選ばれました。どちらも今年3月に開催された「eBay Japan Award2025」でカテゴリーグロースアワードを受賞したセラーです。両社にはトロフィーとSpeedPAKのクーポンが授与されました。
その後は両社代表によるパネルディスカッション。株式会社GLITからは代表取締役社長の杉村剛さん、株式会社一心からはeBay統括責任者の夏井秀和さんが登壇しました。eBay販売で20年以上の経験を持つ杉村さんは「弊社は全部で11のeBayアカウントを持っているが、SpeedPAKのシステム(CPaSS)はアカウントごとの管理がしやすく、発送業務が楽になった」「未着などのトラブル時もカスタマーサポートの対応が迅速で、返金までの流れも他社よりスムーズなので安心して利用できる」とコメント。夏井さんは「バッグは同梱発送が多いが、SpeedPAKは箱のサイズ入力や管理がしやすく、手間が省けている」「2年間使い続けたことで、導入前に98%ほどだったeBay内の評価が99.5%まで上がった」と嬉しいエピソードを語りました。
「セラーミートアップ」はセラー、eBayスタッフ、サポート会社がオフラインで集い語り合うコミュニティ
最後は交流会が催され、セラーたちはお互いに情報交換したり、イーベイ・ジャパンの社員に質問したり、OC社の社員に要望を投げかけたりと、食事を楽しみながら思い思いの時間を過ごしていました。本イベントはセラー同士の交流を目的に企画されたものですが、実際にはサービスを提供する側にとっても、日々利用するユーザーの生の声や改善リクエストを直接聞ける絶好の機会となったようです。
「セラーミートアップ」はeBayセラー、eBayスタッフ、サポート会社の方々がオフラインで集まって語り合うコミュニティ。イーベイ・ジャパンがお声がけした売上を伸ばしているセラーのみが参加できるイベントですが、eBay販売に積極的に取り組んでいれば、どなたでも招待を受けるチャンスがあります。セラーミートアップは今後も月1回のペースで開催予定。次回のイベントでお会いできることを、スタッフ一同楽しみにしています!
■過去のブログ記事
eBayJapan Awards 2025
https://ecnomikata.com/blog/49918/
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筆者:Rutsuko Sakuma


