LINE東証1部へ、公開価格1株3,300円!ECへの影響は

ECのミカタ編集部

LINE上場市場は東証1部へ!

 LINE株式会社(以下、LINE)は6月10日に東京証券取引所にて上場を承認され、7月15日に東証へ上場することが決まった。そして上場公開価格を、1株あたり3,300円で決定したことを発表し、計算すると上場時の時価総額は6,900億円を超え、今年最大規模になるとされている。また、募集株式数は国内で13,000,000株、海外で22,000,000株、上場市場は東証1部である。

 値段を決めるにあたって投資家に仮条件を提示し、投資家からも値段のニーズを調べて新株の価格決定を行う「ブックビルディング」という方式がある。今回LINEは、機関投資家等を中心にブックビルディングを行った。そこで「申告された総需要株式数は、公開株式数を十分に上回る状況であった」「申告された総需要件数が多数にわたっていた」「申告された需要の価格毎の分布状況は、仮条件の上限価格に集中していた」という結果が分かった。

 そしてLINEは、公開株式数以上の需要が見込まれる価格であること、現在のマーケットにおいての環境状況や最近の新規上場株に対する市場の評価、上場日までの期間における価格変動リスク等を総合的に考え合わせ、1株3,300円という価格決定を行った。

LINE上場にあたり、EC業界への影響とは?

 また今回のLINEの上場により、さらに認知拡大やイメージアップしていくことが見込めるだろう。

 LINEは手軽にコミュニケーションが取れるツールとして現在多くの人々に利用されている。EC業界でもLINEが提供する「LINEビジネスコネクト」というサービスを利用している事業者も増えてきており、この便利さからビジネスの幅を広げている。

 上場して資金調達することは今後、よりサービスが使いやすく人々の生活に密着していくものになるのではないだろうか。そうすると今以上にLINEで手軽に消費者とコミュニケーションを取ることができるようになる可能性もあるだろう。EC業界においてどんな相乗効果が生まれるのか、LINEの上場の日はもうすぐそこまで迫ってきている。


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