ユーザーに特別感を!「LINEビジネスコネクト」の活用法

ECのミカタ編集部

1人1人のユーザーに合った内容を送信!

 LINEビジネスコネクトとは、LINE株式会社(以下、LINE)がアカウントの各種機能を企業向けにAPIで提供し、各企業がカスタマイズして活用することができるサービスである。これを活用することにより、従来の企業公式アカウントのような、LINEユーザーへの一方通行のメッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対してより最適化されたメッセージを送り分けることができるようになる。さらに、ユーザーの同意のもと、企業の持つ既存のデータベースや、自社システムとLINEアカウントを連携させることで、メッセージ配信ツールとしての域を超えて、顧客管理(CRM)ツールや、業務ソリューションツールとしての利用も可能となる。

 「LINE公式アカウント」は2012年に開始し、多くのユーザーにリーチできるマーケティングサービスとして利用している企業が多い。だが、従来のLINE公式アカウントは、登録した全てのユーザーに同一メッセージを一斉に送信するため、そのまま受け流すユーザーが居る。それをLINEビジネスコネクトは変え、1to1や双方向のコミュニケーションをすることができる。やはり、全てのユーザーに同一の内容を送るよりも、1人1人のユーザーにそれぞれ内容を送った方がユーザー自身も喜ぶはずだ。

LINEビジネスコネクトの特長とは?

LINEビジネスコネクトの特長とは?

 大きな特長は、LINEビジネスコネクトと顧客情報やシステムと連携をすると、様々な情報を最適なタイミングでユーザーに届けることができることだ。このときの連携させる情報次第で、ユーザーの心が動く。もし、それがクーポンならば、そのまま購買行動に繋げることができるかもしれない。さらに、手軽にコミュニケーションが取れることも特長の1つだ。普段、友達に送る感覚と同じ感覚で企業に送ることができるため、ユーザーに負担がかかることはない。また、LINEの中で送受信されている1日のメッセージ数は、最大で130億通である。膨大な通信量を支えるLINEであるからこそ、企業側のサーバとも、安定して情報を送受信することができる。

 LINEは、LINEビジネスコネクトにより“人と人”だけではなく、“人と社会”がLINEで繋がる世界を目指している。

 このLINEビジネスコネクトを利用する企業が続々増えてきている。それは、やはり、ユーザーのことを想い、1人1人に“特別な接客”をしたいと考えているからではないだろうか。その気持ちが何よりも大切であり、その素敵な想いは、きっとユーザーの心に届く。次第に常連なお客さんとなってくれ、定期的に商品を購入してくれる。それが“売上向上”に繋がり、ECの知名度が上がっていくことだろう。


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