ネット販売、運営者情報の確認後「購入をやめた経験」7割以上 エムフロ調査
株式会社エムフロは2026年7月2日、「ネット販売の運営者情報に関する意識調査」の結果を発表した。
調査概要
◆調査対象:インターネットでの購入経験がある人
◆調査期間:2026年1月14日~1月15日
◆調査機関:自社調査
◆調査方法:インターネットによる任意回答
◆有効回答数:500人(女性342人/男性158人)
◆回答者の年代:10代 1.2%/20代 20.0%/30代 31.4%/40代 27.2%/50代 17.2%/60代以上 3.0%
◆出典:「ネット販売の運営者情報」に関する意識調査(株式会社エムフロ)
8割以上がネット購入・申込時に運営者情報を調べる
インターネットでの購入経験がある500人に「ネット購入・申込時に運営者情報を調べるか」を質問。「ほぼ毎回調べる(20.4%)」「調べたことがある(60.0%)」が合わせて、80.4%を占めた。
男性は「ほぼ毎回調べる(29.1%)」だけで30%近くになっていることが特徴。男性は運営者情報を重視しており、運営者情報のチェックを「ネット上でアクションを起こす前のルーティン」にしている人も多い様子がうかがえる。
一方、女性は男性に比べて「ほぼ毎回調べる(16.4%)」と答えた人は少なめとなった。「調べたことがない」という人も20%を超えており、男性に比べると運営者情報をチェックしていない人はやや多い傾向が読み取れる。

男女ともに「情報が多い」ことが信頼できるポイント
「サイトの運営者情報の確認方法」は「ネットで検索する(63.0%)」が圧倒的多数を占めた。以降は「公式サイトを見る(33.2%)」「SNSで探す(15.0%)」と続く。
男性が「サイトの運営者情報で信頼できると判断するポイント」の最多は「情報が多い(28.5%)」だった。以降は、「ポジティブな口コミがある(15.8%)」、「メディアで紹介されている(11.4%)」、「情報が更新されている(10.8%)」、「実績がある(9.5%)」と続いた。

女性における最多も男性と同じで「情報が少ない(53.5%)」、次いで「ネガティブな口コミが多い(21.1%)」となった。
「情報が少ない」は男性と同じであるが、女性の場合には男性(22.5%)と比較して、情報量の少なさを挙げた人の割合が53.5%とかなり高くなっている。
この結果についてエムフロは「女性は男性に比べて、情報が少ないだけですぐ『怪しい』と思いやすいと推測できます。また『日本語が不自然』という回答もランクインし、海外発のサイトを警戒している人が多いことも読み取れました」とコメントしている。

「信頼されるための情報設計」が重要な視点
運営者情報を確認した後に購入をやめた経験がある人は、「よく(14.6%)」「たまに(61.8%)」を合わせて、76.4%を占めた。
男女別でも大きな違いはなく、相手の情報がよくわからないまま取引を行うことは、個人情報保護やトラブル回避の面から見て、かなりリスクの高い行動と考えられている様子がうかがえる。

本調査結果について、Shikama.net代表である志鎌真奈美氏は次のようにコメントしている。
「今回の調査から、購入前に会社名を検索、口コミやSNS、公式サイトの情報を確認し、慎重に行動している人の割合が高いことがわかります。こうした行動は、今後さらに一般的になると考えられるため、『ネット上で信頼できる状態』を作ることが重要です。丁寧な商品紹介、会社概要や代表者の情報だけでなく、実績やお客様の声、サイトやSNSでの継続的な発信が安心材料になります。商品力だけでなく『信頼されるための情報設計』が、選ばれるネットショップ作りの重要な視点であることを意識するとよいでしょう」
サイト運営者側には、商品や価格の魅力を押し出すだけでなく「誰がどのように運営しているのか」をわかりやすくていねいに伝える姿勢が求められている。本調査を参考に、改めて自社サイトの見直しや検討をしたい。


