EC管理システム「アシスト店長」がさらに便利に!

ECのミカタ編集部

株式会社ネットショップ支援室は、同社のECサイト一元管理システム「アシスト店長」において「在庫管理機能」を8月17日にリリースした。

アシスト店長とは?

 今回、「アシスト店長」に「在庫管理機能」がリリースされたということで、改めてアシスト店長とは何か、そしてメリットを確認しつつ、今回の新機能によりどのような変化がもたらされたかを紹介していく。

 複数ECショップのデータの一元管理だけでなく、LTVの最大化をアシストし、成功まで一気通貫で導くシステムが「アシスト店長」である。「アシスト店長」を導入することで、業務が効率化し、時間に余裕が生まれる。空いた時間に今までできなかった業務をすれば、更なる売上向上を目指せることは間違いない。また、業務の効率だけではなく、顧客分析に基づいた効果的なメール配信で確実なリピーターを増やすなど、様々なサポートによりECを成功へと導いてくれるのである。

 「アシスト店長」の具体的な機能として、これまでは以下の4つがあった

作業時間短縮
・受注管理機能
 受注を一元管理することで作業時間を短縮できる。海外配送への対応や封入物管理機能、受注データ検索機能などがあり、作業時間が4分の1になるそうだ。

売上アップ
・顧客管理機能
 蓄積された顧客データを活かし、優良顧客を育成することができる。購入履歴により新規とリピーターが一目でわかること、問い合わせ・対応履歴記録機能、さらにはブラックリスト管理機能もあるので、LTVの最大化を目指せるのだ。

・メール管理機能
 転換率をアップさせるメールシステム。パソコンやスマートフォンなど、受信者の閲覧環境に合わせ、最適なテキストを自動で表示して届けることができるので、開封率が上がる。

・分析管理機能
 細かい分析で、的確な次の戦術を考える。売上集計機能により、細かい集計が可能で粗利も一目でわかる。その他、売れ筋商品や定期継続率などの欲しい情報を得られる。

新機能リリース!さらなる業務効率向上へ

新機能リリース!さらなる業務効率向上へ

 これまではモールごとに個別に在庫の管理が必要だったが、今後は在庫管理機能も「アシスト店長」上で行うことができるようになった。これにより、バックヤード業務のさらなる効率化・他店舗展開が可能になるのだ。

 在庫管理機能のメリットとしては、主に以下の5点がある。
・APIでの自動連携により手作業が不要になる。
・在庫連動は商品マスタとSKUマスタを分離し、アシスト店長上で各サイトのコードを紐付け管理するため、店舗ごとに違う「商品コード」を合わせる面倒な手間がない。
・セット販売商品の在庫管理も可能になる。
・在庫の振り分けを「全店舗一律」「%(割合)で指定」「数量で指定」から選択設定するだけで、自動で各モールへ反映する。
・店舗販売に反映しない、確保在庫の設定が可能になる。

 現在この機能が対応しているモールは、楽天市場・Yahoo!ショッピング・ポンパレモール・amazon・EC-CUBE・楽楽リピートだが、今後その他のモールカートも順次対応予定だという。

 「アシスト店長」の料金体系は、初期費用が0円で、月額利用料は10000円〜となっている。そして、今回新たに導入された在庫管理機能は、初期費用が10000円×店舗数で、月額費用が5000円×店舗数だそうだ。さらに、10月末までの申し込みで在庫管理の月額料金が6ヶ月間無料になるので大変お得である。また、在庫管理のみでの利用も可能なので、気軽にこの機能だけ試すこともできるだろう。

 EC事業が軌道に乗り業務が忙しくなることは、もちろん嬉しいことではあるだろう。しかし、忙しくなることで、一つあたりの業務にかかる時間も増えてくるのだ。そのような時には、人手を増やすこともできるだろうが、単純作業はEC支援ツールで行った方が、人件費などを抑えることができる。単純な業務を効率化し、空いた時間にじっくりと店舗の戦略を練り、自社の特有性をさらに強化していけば、競合との差別化やさらなる売上拡大につながることは間違い無いだろう。EC業界が成長するとともに、様々な形での支援も増えている。今後もEC支援企業の動向には要注目である。


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