「ジャドマ通販大賞ランキング」発表~気候と通販の関係~

ECのミカタ編集部

公益社団法人 日本通信販売協会は、全国都道府県ごとで3回にわたり、「通販利用調査」を実施してきた。今回はこれまでの総集編として、過去3回計9項目を県別にポイント集計し、「ジャドマ通販大賞ランキング」を発表した。

これまでの調査を基に1位を表彰

 この「ジャドマ通販大賞ランキング」とは、「ジャドマ県民通販大調査」における第1弾から~第3弾までの結果を総合ランキング化したもので、1位の県を「ジャドマ通販大賞」と名付けた。なお、過去行われた「ジャドマ県民通販大調査」の全調査項目は以下の通り。

【「ジャドマ県民通販大調査」全調査項目】
第1弾は「①通販大好き県(=通販利用額)」
    「②スマホで通販県(=スマホ通販利用率)」
    「③通販でギフト券(=ギフト通販利用率)」。
 
第2弾は「④通販で美人県(=通販での化粧品購入額)」
    「⑤通販でおしゃれ県(=通販での衣料品購入額)」
    「⑥通販で健康県(=通販での健康食品購入額)」。
 
第3弾は「⑦書籍ネット通販県(=書籍のネット通販派率)」
    「⑧家電ネット通販県(=家電のネット通販派率)」
    「⑨通販でポイント買い県(=ポイント買い率)」となっている。

1位に輝いた「福島県」に続く都道府県とは

 「ジャドマ通販大賞ランキング」は、以下の結果となった。

【ジャドマ通販大賞ランキング】
1位:福島県
2位:千葉県
3位:高知県

 1位の福島県は、第1弾~第3弾の計9項目で1位は無かった。しかし、「①通販大好き県8位」「⑤通販でおしゃれ県6位」「⑧家電ネット通販県3位」をはじめ、全項目で20位以内にランクインをしたことにより、総合ポイントで「ジャドマ通販大賞」に輝いたのだ。

 また、3位の高知県も、福島県と同様に各項目とも高い順位でバランスのとれた結果となった。高知県は「①通販大好き県9位」をはじめ、「⑤通販でおしゃれ県12位」「⑧家電ネット通販県12位」など9項目中7項目が20位以内となり、総合ランキングで3位にランクインし、総合力を見せつけた。

 一方、2位の千葉県は「⑤通販でおしゃれ県1位」「①通販大好き県2位」「④通販で美人県2位」「⑦書籍ネット通販県4位」と突出しており、ポイントの高い項目が他の項目をけん引する形となり、結果的には、総合ランキング2位に繋がった。

気候は通販の利用を促進させる?

 通販を利用する理由は様々だが、その1つに人口と気候が関係している場合もある可能性がある。その理由として、例えば、人の多さや天気の悪さから外に出ることが億劫になり、自宅で通販を楽しむ人が増加することが想定できるからだ。今回は、「ジャドマ通販大賞ランキング」にランクインした3県の人口と気候を、各県のホームページを参考に探った。なお、まとめた表は以下の通り。

各県のホームページを参考

 表を見る限り、気候では、千葉県と高知県は比較的に過ごしやすい気候だが、福島県は、夏は蒸し暑く、冬は雪が降るという気候から過ごしにくく、もしかしたら、外に出ずに家で通販を利用して買い物を楽しむ人も多いかもしれない。

 人口や気候に限らず、様々な理由から外に出掛けられないことがあるだろう。そういう場合でも、スマートフォンやパソコンがあれば、いつでもどこでも、ECサイトで商品を探し、そのまま購入することができるのが「通販」なのだ。この利便性の高さや買い物の楽しさは、通販利用者を増加させる大事な要因だ。「ジャドマ通販大賞ランキング」にも少なからずそう言った要素も反映され、結果的に、各都道府県の特性を浮かび上がらせる。通販ならではの楽しさがここにもある。今後も「ジャドマ通販大賞ランキング」に注目する人が増えそうだ。

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