トランスコスモス、電子チケット発券とマーケティング支援の子会社「playground」を設立

ECのミカタ編集部

 トランスコスモス株式会社(本社:東京都渋谷区)は、国内コンタクトセンター最大手の企業だ。この度、同社はエンターテインメント業界に特化した子会社を設立する。それが、playground(プレイグラウンド)株式会社である。playgroundは、電子チケット発券・マーケティング支援サービスを提供していく。

 トランスコスモス株式会社は、企業の「売上拡大」「コスト削減」「グローバル展開」のニーズに対して、優れた人材と最新の技術力を融合したサービスを提供している。長年にわたって、企業と顧客のコミュニケーションを支援してきた。
 この度、同社はエンターテイメント業界が専門の、サービス開発・コンサルティング支援を行う、playgroundを新たに設立。業界特化型のサービス開発を進めることで、エンターテイメント業界のデジタル化に寄与していく姿勢だ。

リアルイベントに、デジタルの力を

 リアル×デジタルへの取り組みは今や業界を問わず重要なテーマだ。エンターテイメント業界においても、今後は、電子チケットの普及が期待されている。というのも、現在、転売などの「リアルだからこそ起こりうる問題」が、横行しているのだ。その他にも、チケット確認にかかる人件費、チケットの郵送料など、リアルならではの課題が散見される。

 そんなチケット販売の問題を解決するサービスが、同社の「Quick Ticket」だ。QuickTicketは、LINE・Facebook・メールなど、スマートフォン上のコミュニケーションアプリで、電子チケット販売を行う。来場者に専用アプリは必要なく、導入企業は手間なく最新の電子チケット機能を利用できる。来場者にとっても、導入企業にとっても、利便性の高いサービスだ。
 この度トランスコスモスは、「QuickTicket」事業を、発展的に切り出した。それがplayground(プレイグラウンド)株式会社だ。

playgroundが取り組む、3つの事業

 playgroundは、「①QuickTicketの開発・提供」、「②電子チケット発券に伴う、新たなコミュニケーションのコンサルティング」、「③グループの総合力を活かした提案」の3つを事業とする。
 電子チケットサービスの開発・提供を基軸として、来場者とのコミュニケーションについて、導入企業へコンサルティングを行う。これにより、イベントの構想から運用まで、一貫した支援が可能だ。また、トランスコスモスグループ全体で、デジタルマーケティング・EC・コールセンターに関するサポートを包括的に行うこともできる。
 エンターテイメントにフォーカスした事業をメインとして、playgroundはリアルとデジタルの架け橋になっていくはずだ。

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