流入キーワード「Not Provided」を明らかにしたい!原因と対策とは?

ECのミカタ編集部

 ECサイトへの流入を調べる際に、Google アナリティクスを利用しているという方は多いことだろう。無料で様々な分析ができる便利なツールだが、1つ大きな問題がある。それは、流入元キーワードの多くが「Not Provided」となってしまうこと。ここではその理由と解決策について考えてみる。

「Not Provided」と表示される理由とは?


 Google アナリティクスのヘルプページによれば、Google検索がSSLで保護されていて検索公開されないため、「Not Provided(指定されていません)」と表示されてしまうのだという。とはいえ、公開したLPやECサイトの分析と改善を繰り返し、成果を伸ばすために流入キーワードを知りたいと考えるのは当然のことだろう。

 では、「Not Provided(指定されていません)」と表示されているキーワードを明らかにするためにはどのような方法があるのだろうか。

「Not Provided」の解決策


1、Googleサーチコンソールを連携させる
 Googleサーチコンソールは、Googleの検索結果でのサイトのパフォーマンスを最適化できる無料ツール。これをGoogle アナリティクスと連携させることで、一部のキーワードがわかるようになる。Google アナリティクスでの確認方法は、「集客」→「Search Console」→「検索クエリ」。

2、AdWords(リスティング広告)で「部分一致」を広く入札する

 AdWordsからの流入キーワードは匿秘されず、表示されることを踏まえ、幅広いキーワードを集めやすい「部分一致」で入札することで、キーワードが明らかにするという方法もある。ただし、「部分一致」では広く露出されるため、広告費もかさんでしまう傾向があるため、入札上限を設定しておいた方が良いだろう。

3、SimilarWeb(シミラーウェブ)を活用する

 SimilarWeb(シミラーウェブ)とは、URLを入力するだけで、アクセス解析や検索キーワードを把握できるツール。無料版で表示される検索キーワードは5件のみだが、有料版であれば500件表示される。LPなどとの紐付けはできないため、検索キーワードを詳細に分析したい場合には不向きだが、ヒントを見つけるためには役立つだろう。

4、サイト内検索を導入する

 ECサイト内に搭載したサイト内検索機能で検索されたキーワードから、ユーザーのニーズを探るという方法もある。サイト内検索では、検索キーワードがわかるだけでなく、関連商品のレコメンドや、売りたい商品のプッシュなども可能で、売上を押し上げる効果も期待できる。

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 ECサイトの集客を強化するにおいて、重要な役割を持つ流入キーワード。提供されなくなってしまったから仕方がないと諦めるのではなく、少し工夫することで解決策が見つかる場合も少なくない。「Not Provided」への対策として、上記のようなものを試してみてはいかがだろうか。


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