一気通貫デジマツール「b→dash」が大幅update &中小向け「Lite」開始!CMにはおぎやはぎ

石郷“145”マナブ

 株式会社フロムスクラッチは、先ほど、同社が開発するマーケティングプラットフォーム「b→dash」に関するアップデートなどの記者会見を行った。そもそも「b→dash」とは、いつでも、誰でも、ひとつでデータ活用経営を実現できるデータのプラットフォームだ。新たな仕組みを芸人のおぎやはぎを使ってCMで伝える他、攻めの姿勢を一気に見せた。

「b→dash」は数あるデータを統合することでいつでもデータを引き出し、AIの活用やUIへのこだわりで誰でもわかりやすく、一つ一つの工数で逼迫してしまいがちなところを一つのツールで実現する。これら3つの利点でデータ活用経営を強力にサポートするものだったが、アップデートのその中身とは・・・。

「b→dash」アップデートの中身はいかに?

「b→dash」のアップデートの中身は何か?1つめはデータ設計。どのデータを使用するかにおいてデータの設計が重要である。これは高いリテラシーを持つ人でも約185時間を要すると言われているが、蓄積されたデータAIに学習させ、自動最適化することで、データ設計にかかる時間を約20時間まで削減している。

 続いて、2つめはデータ統合の自動最適化である。統合して最適化するためには、データサイエンティストが作成していかなければならないが、これも133時間は要すると言われていて、「b→dash」は3TBのデータ統合処理プログラムにより自動最適化して8時間にまで抑えている。

データの変換やお客様を見据えたアプローチに 「b→dash」

 3つめはデータ変換だ。統合されたデータがあったとしても、メールやプッシュ通知、LINE連携など、手段によって変えていかなけえばならない。この作業は、エンジニアがSQL(Structured English Query Language)を用いて123時間を必要とされていた。しかし、今回のアップデートによりSQLが不要となり、画面上の簡単操作によって、1時間でデータ変換ができるのだ

 4つめはデータラーニングドライブだ。いくら仕掛けをするにしても、もっと顧客は繊細であり、データを活用していくときに「顧客Aはメールの反応率がいい」とか「11時くらいでアプリだと反応いい」といったように、マーケティングのシナリオ設計が必要となってくる。これらも、13億件のユーザーデータと5.4兆円の購買データにもとついて、実現させるのである。

b→dashが中小企業向けに5万円から活用可能に!

 さらに、同社は新たに「b→dash Lite」の発表も行なった。中小企業・ベンチャー企業を取り巻く現状においては、「予算がない」「工数がかけられない」「知識がない」と言った問題があり、これがデータ活用経営の壁となっている。今回のアップデートをして機能が進化したことにあわせて、そうした企業にも対応できるバージョンも用意したのだ。

「b→dash Lite」は大きく3つの要素がある。1つめは「安価に」。月々30万円からだったのが今度は5万円から提供できるようになった。2つめは「すぐに」。過去、データ統合に41日要していたのが、5日程度で済ませることができる。3つめは「簡単に」。SQLが不要となったので、マーケター、エンジニアを必要としていたのが一人で済ませることができるようになる。

マスから個へ。一人一人のお客様に意識を向ける時代に。

 昨今、新規の顧客獲得がしづらくなってきている中で、各社がデジタルマーケティングに投資をし始めている。つまりは、新規が難しくなれば当然向き合う相手を既存の顧客にシフトさせていて、LTVをあげたり、休眠顧客の掘り起こしの重要性が増しているのだ。

 その必要性は大企業を中心に認知され始めてきたわけだが、大企業ですらデータ活用が進められていない現実があり、今回のアップデートがある。そして、そのアップデートはこれまでの同社が蓄積してきたノウハウや取り組みの集大成という意味合いもあるので、強い想いを感じる。そして、今後さらにデータとノウハウの蓄積がされることで、次の進化が見込めるだろう。

 また、データ活用の波は今回のLiteの投入でもわかる通り、中小企業にも求められるようになってきた。企業のデータ活用が未来を左右する時代へと変わる、時代の節目となっていることを意識したいものだ。b→dashの名の通り、日本中の企業の成長を“dash”させてほしいものだし、大いに期待したい。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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