【Automagi】スマホのカメラで商品名や型番などを認識。検品業務などの省力化を実現

ECのミカタ編集部

 Automagi株式会社(本社:東京都新宿区)は、スマートフォンのカメラで商品のパッケージやタグを撮影するだけで、商品名や型番などを認識し、検品業務を省力化することが可能なAIソリューションの提供を開始した。

 物流会社の倉庫では、店舗に配達したメーカーの商品が売れ残りや不具合などにより定期的に店頭から戻され、商品を検品する作業が常時発生している。その作業は現状は人手で行われている場合が多く、物流会社にとって大きな課題になっていた。

 そうした問題を解決に導くため、Automagiは、スマートフォンのカメラで商品のパッケージやタグを撮影するだけで、商品名や型番などを認識し、検品業務を省力化することが可能なAIソリューションの提供を開始した。

 このソリューションは、返品された商品のパッケージやタグをスマートフォンのカメラで撮影すると、記載された商品名や型番などの情報をAIを活用することで画像から精度高く認識を行い、その情報をクラウドにあるシステムに送信する。

 従来は、返品された商品のパッケージやタグを目視で確認し、商品名や型番などの情報をパソコンに入力する作業で、1件あたりの処理に平均30秒の時間がかかっていました。本ソリューションを活用した場合、1件あたり平均5秒でシステムへの情報登録が完了するため、大幅に作業の時間が短縮でき、業務の効率化が実現できる。

AIのおかげで人にしかできないサービスや、クリエイティブの価値が高まる時代に

 Automagiはこれまで、通信キャリア向けの大規模ユーザシステムやAI技術を活用した不動産企業・金融機関などへのサービスの提供などを担当し実績としてきた。この自社開発ノウハウを活かし、AIやIoTのソリューションの開発・提供をしている。この度発表したソリューションも、Automagiがこれまで培ってきた深層学習(ディープラーニング)による画像認識の技術と、認識精度を高めるための様々な画像処理技術を活用し実現した。

 今後もAutomagiは、物流企業をはじめとし、あらゆる企業の様々な業務の自動化、省力化、高度化を実現するために、AIを活用したサービスの提供に努めていくとしている。

 AIの登場で様々な業界の仕組みが根本から大きく変わってきた。人にしかできないサービスや、クリエイティブな部分はこれまで以上に重宝される。今回ご紹介したような高度な技術は、時間や人手を創出し、新たな挑戦の背中を押してくれる。AIは今後、我々にどういった世界を見せてくれるのだろうか。楽しみでならない。

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