助けてAI!業務効率を約3分の1にした福岡運輸の取り組み

ECのミカタ編集部

福岡運輸株式会社 (本社:福岡県福岡市/代表:富永泰輔、以下、福岡運輸)と、Automagi株式会社(本社:東京都新宿区/代表:櫻井将彦、以下Automagi)は、受注管理業務における入力を効率化するAI画像ソリューションの実証実験を2019年1月から3月まで共同で行った。

結果、先行して導入を予定している5事業所25人で行っている受注専門業務を8人程度で実施できることを確認し、作業工数も約70%削減できたことから、今後商用開発を進め、導入事業所の拡大と更なる効率化を進めていく所存だ。

認識制度93%!25人でできる業務を8人でできるように。

認識制度93%!25人でできる業務を8人でできるように。

福岡運輸のこれまでの課題として、顧客から送られてくるFAXの情報を従業員が目視し、手作業で必要事項を受発注システムに入力管理していたため、担当者によって入力ロジックが異なっていたり、手作業では時間がかかる点があげられていた。

今回、企業の様々な課題を解決するためのAI(人工知能)ソリューション「AMY(エイミー)」を開発・提供するAutomagiは、FAXの画像データに記載されている企業名や、日時・商品等の文字情報を認識し、自動で抽出・出力を可能とするソリューションを開発した。

これによってシステムの省力化や、人的ミスの削減を実現することが期待される。

2019年1月には実証実験を開始、結果として本ソリューションの認識制度は最大93%を達成した。先行して導入を予定している5事業所25人で行っている受注専門業務を8人程度で実施できることを確認し、作業工数も約70%削減できたことから、今後商用開発を進め、導入事業所の拡大と更なる効率化を進めることとなった。

ECの発達がAI自動化の可能性を広げる

EC市場の拡張に伴い、業界では深刻な人手不足も懸念されていた。
膨大なデータの手入力にかける時間的コストや人的コストがかかることはもちろん、手動で行えば人的ミスも必然的に増える。そうした業務の自動化が検討されていることは周知の事実だ。

このような背景を受け福岡運輸とAutomagiでは、受注業務において、目視による項目確認の手間、手入力を削減し、効率の良い入力フローの構築を目的とした、受注業務効率化のAI画像ソリューションの検討を進めてきた。

今後は本ソリューションの商用導入を目指すとともに、受発注以外の業務の自動化も進めていく所存だ。

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