ベルメゾンが育児ママ向け動画メディア「mamato」の配信を開始。変化を感じるECへの導線

ECのミカタ編集部

 株式会社千趣会(本社:大阪市)の通販事業ベルメゾンは、新サービスとして育児ママ向け動画メディア『mamato(ママト)』の配信を開始すると発表した。

 べルメゾンでは、千趣会の企業ビジョン「ウーマン スマイル カンパニー」として、長年蓄積されてきたユーザーの声やノウハウといったデータを活かし、数多くの商品を企画・提供してきた。

 常に「ママと」ともにあるという意志を込めて名付けた育児ママ向け動画メディア『mamato(ママト)』は、子どもをもって初めて経験する悩みや問題に直面しがちなママのお役に立ち、笑顔がもっと増えてほしいとの想いから、これまでの知見を動画メディアという新しいかたちで提供していく。

 妊娠中や育児中は日常的に「分からない!」「困った!」がたくさんある。それでもわが子のために一生懸命よき親であろうとする世の中のママたちに、ちょっとラクをしながら、もっと楽しく子育てをおこなう”楽育”のヒントを提案する形だ。

 配信形態としては、現代のライフスタイルに合わせ手軽に視聴できる「ショート動画」に特化したメディアとして展開される。自社サイト中心ではなくママの生活に根差した各SNSを展開先とすることで、ちょっとした空き時間や休憩中に楽しむことができるメディアを目指していく。

 具体的には、様々な場面でママを助けてくれる育児アイテムの使い方や選び方、実験、ランキング、FAQをはじめ、実際のママの経験や声を取り入れたノウハウやアドバイス、季節やイベントに応じたお役立ち情報等多彩なコンテンツを提供していく予定だ。

 他の動画メディアでは扱いの少ない育児グッズの選び方などのアイテムノウハウや子育ての悩みFAQのような育児ノウハウをコンテンツ化し、先行の動画メディアとの差別化を図っていくとしている。

SNSで「ヒント」を提示して、解決するための「手段やツール」はECで提供

 昨今、ショートムービーをSNSで配信していく手法が主流となってきている。ターゲットが「どういった問題で困っているか」、「いま何が流行っているか」というテーマは、これまで培ってきたデータやノウハウを駆使することでコンテンツに落とし込むことができる。

 それらの問題を解決するための「ヒント」を提示して、解決するための「手段やツール」はECで提供していくという形だ。ECへのアプローチのさせ方が少しづつ変わってきているのを感じる。そこにはスマートフォンの普及など様々な要素が絡むが、今後のECがどう動いていくのか、という経過も含めベルメゾンの動向を見守って行きたい。

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