EC業界News1週間まとめ〜インスタが提案するIGTVはスマホ時代到来の狼煙/LINEトラベルはO2O戦略の要

石郷“145”マナブ(編集長)

編集長の石郷です。
今週、読まれたのはこちら。

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Instagramが提案する60分動画「IGTV」は時代の節目を象徴

 最近、思うのは、今は常識だと考えていたことが常識じゃ無くなる過渡期に入っているなという実感があります。

 先日、Instagramが新たなサービス「IGTV」を発表していますが、これなどはその最たるもので、あーインスタも動画を始めたんだーなどと言っていたら、もう意味がない。僕はこれぞ、いまを象徴するもので、スマホ時代に取って代わるものだなと思っています。

 なぜなら多くの人にとって動画といえば、横という固定概念を持っています。先日、親戚同士の会話をたままた耳にしていて、その世代というのはテレビが大好きなので、その世代にとってはおそらくああいう動画的なものは横がスタンダートであるはず。

 だから、既存の考えを引きずれば、YouTubeですら横をベースに作られているわけです。けれど、「IGTV」は縦をベースなのです。横ありきの既存メディアの逆を行くから、これぞスマホ標準時代の到来です。

 当然、クリエイティブのあり方は大きく変わることになるでしょうし、縦だから評価される表現方法も出てくることでしょうから、今までチャンスのなかった人にも光は当たることになり得るわけです。

 日常、扱うデバイスが変われば、その影響の広がり方も変わって行くはずなのです。

LINEはオフラインにオンラインを持ち込む企業

 その他で言えば、LINEが新しいサービスを次々に発表しましたが、共通しているのは、オンラインでのノウハウを持ち込んで、オフラインを変えているという現実なのです。オンラインの会社だと思っていたら、本質を見失うはずです。

 例えば、記事にもしましたが、LINEトラベルというものが発表されましたが、これもそうです。あくまで非日常だった「旅行」という習慣は、プル型で自分で情報を取りに行って成立することのが普通だと思われていたけど、それをプッシュ型で新たな市場を取りに行くというわけなんです。日常生活で、情報番組を見ていて、どこかの旅情報が公開された時にプッシュされるということはあってしかるべきだし、そのタイミングだからこそ、生まれる旅行のニーズだってあります。

 更に、外のロケーションの予定を組んでいたけど、雨が降りそうだからそれにふさわしいプランを提案するなどといったこともLINEなら可能になりそうです。それは、LINEがもはやコミュニケーションツールという枠組みではなく、生活そのものに寄り添っているコンテンツになっているからなんですね。

ネットでありネットでなく、リアルでありリアルだけでない

 また、なるほど、と思ったのは、もともとトラベルというのは、確定するのに時間がかかるというわけで、その理由は旅行というのはある意味、キャンセル料の規定にあることでわかる通り、キャンセルをある程度視野に入れたサービスなのです。それゆえ、ポイント還元したくてもすぐにできないというデメリットを持っているけど、LINEであればそれをチェックイン機能で、例えば、ホテルの写真などをGPSと連携されれば、そこで支給されるというわけです。

 ここにはネットなのだけど、ネットという概念はないように思えます。

 新たな提案をしたLINE Payに関してもそうで、今回、大々的に加盟店側の手数料を3年間、ゼロ円とする発表をしました。一言で言えばキャッシュレスの世の中になるということです。決済も本来はECのテクノロジーだったものを、日常に持ち込んで、日常を変えていこうと思っているわけで、そのプラットフォームを自分たちが握ろうという意気込みがここにあります。そして単に両方ともに、便利になるというレベルの話ではなく、我々のデータがそうやって蓄積されて、日常において新しい価値を提案することができるという強みを持つからこその大胆な挑戦なのであろうと僕は思っています。

 変わりゆく時代の波に、どう追いつき、また、自分たちもそこに合わせて変化させていけるかが重要だと思います。

 今日はこの辺で。
笑顔溢れる一週間でありますように。
また来週お会いしましょう。

記者プロフィール

石郷“145”マナブ(編集長)

ECのミカタ 編集長。キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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