こんなカタログを待っていた!ディノス・セシールのパーソナルカタログ

ECのミカタ編集部

株式会社ディノス・セシール(本社:東京都中野区/代表:石川順一)は、「ディノスオンラインショップ」の顧客に対しパーソナライズド小冊子『Like it!』の発行を、2018年8月3日(金)より開始する。

パーソナライズド小冊子『Like it!』

『Like it!』は、ディノスオンラインショップで購入した顧客の情報をもとに、その顧客に最適なコーディネイトの提案を顧客ごとに構成したカタログだ。
 
コーディネイトも自社モデルのみならず、InstagramなどのSNSで流行しているファッションの情報を取り入れ、自社商品の類似商品のコーディネイトを提案することで、顧客にも親近感がわくような工夫を凝らしている。

カタログの実情

ファッション業界全体にいえることかもしれないが、いち早くトレンドを抑えるためにシーズンを先取りした商品展開を広げることは珍しくない。夏真っ盛りのシーズンに店頭で秋冬商品を販売していたり、秋冬物のカタログが自宅に届いたりした経験がある人は多いのではないか。早めに展開する分、安価で提供して顧客を引き付けることもあるが、正直に言って、購買意欲が湧かないことも確かだ。

『Like it!』はそうした状況を鑑みて、顧客にとってベストなコーディネイトを最適なタイミングで提供することを意識したカタログとなっている。

AI化でより加速

AI化でより加速

前述のようなInstagramなどのSNSから類似商品・コーディネイトを抽出する作業は、すべてファッションAIによっておこなわれる。また、そのコーディネイトに合う自社商品アイテムもファッションAIが提案してくれて、よりスピーディに旬な提案をおこなうことができる。
 
本サービスはディノスオンラインでの購入者が対象であり、サービス開始当初は購入から最短で1週間後には顧客のもとに届けられるようになっている。今後は同社のMAツールを用いて、顧客にとって最適なタイミングで最適な情報を自動的に届けられるシステムの構築を目指している。

紙媒体にこだわるワケ

AIでファッションコーディネイトができても、ディノス・セシールが紙媒体のカタログ発行にこだわるのにはワケがある。
 
多くのファッションサイトは、メールマガジンなどを定期的に配信しているが、実際メールの開封率は低く、開いてみてもそのまま読み流して終わり、ということはザラにある。紙媒体のカタログであれば、一度は読み流してしまったとしても、「そういえば」とふとしたきっかけで読み直されることもある。。
 
利便さと情報の速さを求めて、ついデジタルに頼りがちになるが、ECサイトを利用するのは機械ではなく人間。こうしたアナログな配慮は、今後のEC業界で顧客を確保し続ける要因のひとつとなるかもしれない。

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