花の定額お届けサービスを展開するmedelu社が「お部屋探しのCHINTAI」とコラボして2ヶ月分無料のキャンペーンを実施

ECのミカタ編集部

花の定額購入サービスを展開する株式会社medelu(本社:東京都港区、代表取締役:公門 誠治、以下「medelu」)は、家庭用の花の普及を目的とした異業種コラボレーション第一弾として株式会社CHINTAI(本社:東京都港区、代表取締役社長:上平尚芳)と『お花のある生活を始めようキャンペーン』を開始した。

縮小傾向の生花業界

medelu社は、F1層向け花の定期購入サービス「medelu」の提供を2017年12月1日から開始して注目されている。同社によれば、国内花き産業はバブル時をピークに年々縮小しており、同業界内では生活に根差したホームユースの需要開拓の必要性が問われているという。また、20代・30代の切り花消費額は全体の8%と小さく、50代以上が82%を消費しており、少子高齢化の影響を強く受けるとも予想している。

そうした業界の現状を前に、medelu社では、ホームユースで切り花の楽しみ方を提案するサービス『medelu』の提供に至ったのだ。その同社が、今度は賃貸物件情報サイトなどを運営する、株式会社CHINTAIと提携してキャンペーンを実施することになった。

花のホームユース拡大を企図

花のホームユース拡大を企図

今回、公表されたキャンペーンでは、CHINTAIネットに掲載の物件に問い合わせ・成約した人全員に「お花の定期便」2ヶ月分をプレゼントし、花の本質的な価値である「心身の活力」を届けるとしている。

生花業界は、前述したように縮小傾向にあり、medeluによればバブル崩壊時をピークに直近10年では国内産出額は約36%減少し、末端市場は約19%減少しているという。市場の縮小を背景に生産者や小売店は減少し続け、家庭用の花の普及による市場の縮小止めが急務ともなっている。

【キャンペーン概要】
◆キャンペーン名
『お花のある生活を始めようキャンペーン』

◆応募期間
2018年8月19日(日)~ 2018年9月30日(日)

◆特典
CHINTAIネットに掲載の物件に問い合わせ・成約した人全員に「お花の定期便」2ヶ月分プレゼント

medelu社では、今回の提携とキャンペーンを異業種とコラボレーションの第一弾として位置付けており、今後どのような花のホームユース拡大を企図した施策が打ち出されるか注目される。

提携でユーザーへのベネフィット提示の場が広がる

生花の定額サービスはそれだけでも昨今のサブスクリプションサービスの相次ぐ登場の流れに乗るものとも言え、特徴的だと言える。一方で、やはりサービス単独では、その広がりも限定的なものとならざるを得ない。

そこで、知名度のある賃貸物件サイトを運営しているCHINTAI社と提携したことは、インパクトのある施策と言える。特に定額サービスの場合は、それを導入した時にユーザーのライフスタイルがどう良くなるかを提示する、つまりベネフィットをいかに感じてもらうかが重要だ。

その意味でもあらたに部屋を契約する人向けに、定期的に花が届くことをアピールし、具体的に生活が向上するであろう点を訴求できる今回のキャンペーンは、まさに理にかなったものと言えるだろう。また、核家族化や単身化が進む中で生花のニーズが衰えて来たという流れもある中、あえて核家族や単身者が多いとされる賃貸物件の契約者をターゲットとした点にも注目される。

EC事業を考える上でも、自社のサービスや製品をよりスパイラルさせるために、いかに提携を進めるのか、その戦略性の面で大いに参考にできる具体例なのではないだろうか。

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