【DMM】「めくたび」登場!オンラインくじで若年層の旅をサポート

ECのミカタ編集部

合同会社DMM.com(本社:東京都港区/代表:片桐孝憲)は、大学生など若年層をターゲットにした宿泊割引クーポンサービス「DMMスクラッチ めくたび」を開始する。

「DMMスクラッチ めくたび」は、1枚から購入できるはずれなしのオンラインくじ「DMM スクラッチ」の機能を活用した宿泊割引クーポンサービス。1回500円お得な割引クーポンが必ず当たり、当選したクーポンは約6か月有効となり購入者の都合に合わせた利用が可能となる。販売期間は約1か月だ。

オンラインくじで若年層をターゲットに集客アップを目指す

オンラインくじで若年層をターゲットに集客アップを目指す

多くの旅館が「閑散期の平日集客・若年層へのアプローチ」という課題を抱えている。繁忙期に比べて、閑散期や平日の稼働率が30%と低いこと、経営難や後継者不足で倒産に追い込まれている施設も少なくない。

日本を訪れる外国人観光客は増加し、観光局によると2017年では前年比19.3%の増加、5年連続で最高を更新。
国内の旅行に関しては東日本大震災の2010年以来の数字となるなど増加傾向にある。

一方、若年層の旅行回数は減少傾向に。観光庁が出している「将来的な商品化に向けた観光資源磨きのモデル調査業務」によると、減少の理由で一番多いのが「経済事情」だ。

大学生を中心に平日に休みが取りやすい半面、旅行に使えるお金を賄えずにいる。しかし、1年間で一度も旅行をしない3分の1が旅行に行く回数を増やしたいと回答しており、資金があれば需要が見込まれることがわかる。

じゃらん観光振興セミナー2015によると、若い時(18-24歳)の旅行先はリピートされやすいという調査データもあり、潜在的な需要は多いと考えられる。

DMMはそんな大学生を中心に集客をすすめるサービスとして、オンラインくじの販売システムを展開。「平日休みが多い」「旅行は金銭的負担がかかる」の2点をマッチングさせることが可能との考えからだ。

サービス概要

サービス概要

若年層も気軽に行える旅行選びの1つとして新しいプラットフォーム化を目指す本サービスは、まずDMMスクラッチのコーナーとして不定期開催。

第1弾は、都心の学生がアクセスしやすい施設を厳選している。このサービスを通じて、多くの若者に日本各地の魅力を実際に体験してもらいたいというのがDMMの思いだ。

今後は若年層の財布に優しい「ポイントがもらえる広告機能」や「学生街の飲食店でお得になるキャンペーン」「学生割引になる交通手段」なども計画している。旅館やホテルのみならず「オンラインくじ×クーポン利用」というモデルを、平日稼働率アップを望むサービス業各種に導入できるよう拡大を計画。クーポン消化率を促す独自システムと合わせて、特許出願中だ。

予約方法
①「DMMスクラッチ」を検索し、TOPページにある「めくたび」ページへ。
②好みの旅館を選び、購入枚数を指定しオンラインくじを購入。
③その場で当選したクーポン内容が分かり、その内容のクーポン券が自宅に届く。(クーポンのお届け目安は、購入日より14日以内)

クーポン利用方法
①クーポンの発送完了時に、予約方法や予約サイトのURLを記載したメールをDMMより送信。
②自分の都合に合わせたスケジュールで予約。
③予約が成立した日程に宿泊できる。※クーポンは宿泊時に必ず持参すること。

若年層×オンラインくじ

今回オンラインくじの開始に至ったのは、ターゲットをネット環境に強い若年層に絞っているからだろう。もちろん、若年層以外の層もオンラインによる予約などは増加傾向にあり、クーポンの発行も相まってより利用しやすく集客が見込めることも確かだ。

オンラインくじの普及が多くの旅館を救うことになれば、今後クーポンもアプリで持ち運びできるなど、ますます利用しやすい環境にしていく可能性もある。


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