ラクマ利用者が重要視しているのは○○なお買い物。リピートの秘密は人柄?

ECのミカタ編集部

 楽天株式会社(本社:東京都世田谷区/代表:三木谷 浩史)が運営するフリマアプリ「ラクマ」では、不用品の取引以外にも、米や野菜など農産物の取引数が急速に増加している。
そこで、同サービス利用者のうち、農産物購入経験者1,253名を対象に「ラクマでの農産物購入」に関するアンケートを実施し、その結果をまとめた。

「ラクマ」とは 楽天株式会社が運営するフリマアプリだ。販売手数料が安いことを強みとし、「お得」に商品を売買できるサービスになっている。不用品などを、ユーザー間で取引することができ、新しい消費の価値を生み出すことを目指す。

購入理由は「安さ」「美味しさ」

「ラクマ」で農作物を購入したユーザーを対象に聞いた購入数ランキングでは、1位「米」(244件)、2位「みかん」(187件)、3位「トマト」(91件) 、4位「野菜セット」(79件)、5位「さつま芋」(67件) という結果になった。

「どのような理由で購入しましたか?(複数回答可)」という質問をしたところ、上位は「値段が安かったから」(709件)、「美味しそうだったから」(708件) という回答に。
 次いで、「新鮮そうだったから」(497件)、「家まで届けてくれるから」(423件) という結果になった。

米やみかんは家に常備しておきたい食材ではあるが、確かに車がないと持ち運びには不便。ネットで見て「おいしそう」と思えるのなら、需要は上がるだろう。
 単身者に人気の野菜セットがランクインしているところにも注目。

購入者の84%が期待通り

 普段リアル店舗で現物を見て購入する農産物をネットで購入する。そこに不安があるのは当然である。しかし、それも徐々に払拭され、ECで農作物を購入することも当たりまえになってきているのかもしれない。

 「購入の際、心配な点はありましたか? (複数回答可) 」という質問をしたところ、1位「美味しいか」(840名)、2位「どの位の量が届くか」(364名)、3位「栽培方法が安全か」(264名) という結果に。購入側の関心は、味や量の直接的な情報についてはもちろんのこと、栽培方法など、出品物の背景情報にもあることが分かる。

「実際に購入されてどうでしたか?」という質問には、59%が「期待通りだった」(742名)、25%が「期待を超えるものだった」(313名) と回答。
全体の84%が、期待通りまたは期待以上の評価をしているという結果となった。

生産者との心的距離の近さも影響しEC取引の見えない不安を解消

「購入後リピートしたorしたいと思いますか? 」という質問に対し、77%が「リピートしたorしたいと思う」(967名) と回答している。
その理由には「生産者から直接買えるから」「家まで運んでくれるから」「安いから」「便利だから」と言うような回答があげられた。

生産者から直接買える=生産者と直接やり取りできることで、距離が近くなることがリピートの要因の一つとなっている。もちろん、自宅まで届けてくれることも大きなメリットになっている。

売り手が見えるECの安心感

そもそもECサイトが出始めたころは「本当に商品が届くのか不安」というところから始まっていた。しかし、今では届くのは当たり前。配達の質の高さは、日本は世界では引けを取らないレベルに達している。

ユーザーにとって関心の対象はサービスの質に変化している。今回のアンケートでもその一面が伺え、「安心・安全に取引したい」がアンケート上位に登場している。商品の質を証明するのは、商品の詳細や特許だけではない。売っている人自体も一つのブランドになっている。人柄が見えるからユーザーは商品の質、取り引きを信用を信用し、ECでも、当たり前のように購入することができている

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