YouTubeだけではない!専門性の高い動画サービスにも人気【ジャストシステム調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『動画&動画広告 月次定点調査』の結果を公表した。

調査概要

調査名:『動画&動画広告 月次定点調査 (2017年11月度)』
調査期間 :2017年11月29日(水)~12月3日(日)
調査対象 :15歳~69歳の男女1,100名

最もシェアされやすい動画プラットフォームは?

1週間に1回以上動画を視聴している人に、普段、動画コンテンツを視聴しているプラットフォームのなかで、「いいね」や「シェア」をする頻度が最も高いプラットフォームを聞いたところ、「YouTube」を挙げる人が一番多いという結果になった(46.7%)。

10代に限ってみてみると、「YouTube」を挙げる人が最も多いという傾向は同じだったが(47.9%)、「Instagram」(14.1%)、「Twitter」(14.1%)に対しても、他の年代に比べて「いいね」や「シェア」をする人の割合が高いことがわかった。

利用経験のある「動画専門メディア」は?

スマートフォンを所有している人に、動画配信に特化した「動画専門メディア」について利用経験があるものをすべて挙げてもらったところ、最も回答が集まったのは「kurashiru(クラシル)」(9.8%)だった。

年代別に見てみると、若年層ほど「動画専門メディア」の利用率が高い傾向にあり、10代は「kurashiru」(14.0%)と「C Channel」(11.8%)、「DELISH KITCHEN」「360Channel」(ともに、10.8%)の利用率が、いずれも1割を超えた(※複数回答あり)。

利用頻度が高い「動画専門メディア」は?

最も利用頻度が高い「動画専門メディア」を一つだけ挙げてもらったところ、「kurashiru(クラシル)」(21.5%)と答えた人が一番多いという結果になった。10代に限ってみてみると「C Channel」(12.8%)、20代は「C Channel」と「Kurashiru」(ともに、18.8%)だった。

また、利用したことがある「動画専門メディア」のうち、コンテンツへの「いいね」や「シェア」をする頻度が最も高いのは「kurashiru(クラシル)」(16.8%)、次いで「DELISH KITCHEN」(9.8%)だった。

総合動画サービスのほか特化型動画サービスにも人気

調査結果にあるように、最もシェアされやすい動画SNSは「YouTube」で、10代では「Twitter」や「インスタ」も多かった。また、動画専門メディアの利用率はいずれも1割未満で若年層ほど利用率が高い傾向にあった。

さらに、10代と20代に最も利用されている動画専門メディアは、「C Channel」で、最もシェアをする頻度が高い動画専門メディアは「クラシル」だった。

動画プラットフォームではYouTubeの認知度やシェア頻度が高いのはある意味納得の結果だが、ファッションやコスメを中心とした動画サイトC Channelや料理動画のクラシルなど、特定分野に特化した動画サイトの認知度や利用度も上がっているようだ。

動画関連サービスは、インターネット回線のブロードバンド化やデバイスの高機能化によって一気に動画の利用が広がったが、さらに各種のデータでもスマートフォンでの視聴の割合も増えている。動画やライブ配信はライブコマースなどECの面でも活用が進んでおり、ユーザーの利用動向をつかむことは、より精度の高いプロモーションやマーケティングを行う上でも重要な要素となってくるだろう。

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