ARを活用し、インテリアECを加速【株式会社リビングスタイル】

ECのミカタ編集部

LivingStyle(株式会社リビングスタイル、本社:東京都新宿区/代表:井上 俊宏、坂本 尊志)は、シリコンバレーのベンチャー企業Threedy.aiと業務提携した。
ARを活用し、インテリアのECマーケティングを加速させる狙いだ。

効果は11倍?!ARでインテリアコーディネートをイメージ

効果は11倍?!ARでインテリアコーディネートをイメージ

LivingStyleは、AR技術をつかったルーム・コーディネート・アプリ「RoomCo AR(ルムコエーアール)を開発している。

RoomCo ARは、スマホに映し出される自分の部屋に、CGでつくられた家具や雑貨を実際に置いたように見ることができるアプリだ。

現在20以上のブランドから販売されているインテリア商品などの3Dデータを収録しており、サイズや色を確認しながら試着感覚でインテリア選びができる。

家具や雑貨のECにおいては、自分の部屋に合うかをイメージできるかどうかが購入のカギとなる。

そのため、大手インテリアECサイトではARを積極活用しており、世界でも有数のインテリア情報を集めるHouzzではARを活用することで11倍の効果があったと発表している。

AR体験を楽しむためのモデルを、「安く・早く・大量に」

実際に各種インテリア商品をCG化してARに対応させるには、膨大な時間や繊細な技術、それに伴うコストが必要となる。

そこで今回、LivingStyleはSV Frontierが投資するThreedy.aiと業務提携を結んだ。

Threedy.aiはAR体験に使える3DのCGモデルを、EC用の写真だけで生成する技術を開発し、AR体験を楽しむのに十分な3Dモデルを「安く・早く・大量に」生成することが可能だ。

Threedy.aiが写真とサイズだけから3DのCGモデルを生成するには、画像認識、機械学習、人工知能がフル活用される。

元Appleの技術系CEOを中心とし、優秀なエンジニアが集まって開発・改善を繰り返しているのだ。

ARをつかったEC広告

日本でもすでにARはかなり身近な存在となってきている。

ARに活用できるCG制作が安く・早く・大量にできる技術が今回の業務提携をきっかけに広まれば、広告も大きく形を変える日が来るかもしれない。

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