5割のマーケッターが「マーケティング業務へのAIツール導入」に前向き

ECのミカタ編集部

株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『AIツールとマーケティング業務に関する実態調査』の結果を発表した。

本調査は、事前調査で現在の職種が企画、マーケティング、広報、販売促進、市場調査・分析、クリエイターと回答した20歳から59歳の男女478名を対象としている。

5割がAI導入に前向き

5割がAI導入に前向き

すでにAIツールを導入している人は17.3%となる中、導入を予定している、導入の可能性があるとの回答は合わせて50.4%と、約5割がAI導入に前向きであることがわかった。

「今後も一切導入することはない」という回答も15.0%存在している。

気になるAI導入の効果は?

AI導入に前向きになる要因として、実際にAIを業務で活用している人に導入後の変化について聞いた。

44.2%が「業務効率が改善した」と答えており、35.1%は「業務負荷が改善した」と回答。

「顧客の状況をより理解できるようになった」との声も28.6%あがった。

一方で、11.7%が「特にこれといった変化はない」と回答しており、AI活用もさすがに万能とは言い切れないようだ。

AI導入希望が半数となるも、活用方法が明確でないとの意見も

AIツールやサービスが部署に導入されていない人のうち、AI導入を望む声は「導入を強く希望している」が9.6%、「導入を希望している」が43.8%と、約5割という結果になった。

一方で、「導入を希望しない」との声は9.6%。

これだけ希望しているのにも関わらず実際にAIを導入していると回答した人が2割程度にとどまっているのは、導入されていない理由として「どのように活用するのかが明確になっていない」「費用が高い」「費用に見合った効果を社内で明示しにくい」といった意見があげられる。

ただし3人に2人はAIによる業務上の効果について「期待している」と回答しており、59.1%の人が今後のAI活用に肯定的であることもわかった。

今後、AI活用企業の成功事例が増え、AI導入のハードルが下がれば、ますます市場は加速することが予測される。

 


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