越境ECの『ZenPlus』が現地Youtuberを起用してラーメン動画を制作

海外向けECプラットホームで海外販売を行っている「ZenPlus」のご当地ラーメン通販サイト「ラーメン通ドットコム」は、今回「ZenPlus」が契約するロシア人Youtuber「ToriChyan」が「ラーメン通ドットコム」のPR動画を作成した。

日本の魅力を動画で発信

日本各地のご当地ラーメンを販売する「ラーメン通ドットコム」は、「ZenPlus」で海外販売を行っている（「ZenPlus」では日本国内への発送は行っていない）。

今回、同サイトが制作した動画に登場する「ToriChyan」は、日本の様々な文化を紹介するロシア人Youtuberだ。動画内では「博多だるま」「旭川ラーメン青葉」等のご当地ラーメンを紹介し、調理したものを実食している。同サイトでは動画を通して日本各地のラーメンの魅力がロシア語圏で広く知られることを期待し「ラーメン通ドットコム」のPR動画を作成したとしている。

多言語・多通貨に対応し倉庫に納品するだけ

「ZenPlus」は、世界135ヶ国に発送実績を持つ海外向けECプラットフォームだ。8ヶ国語に対応し、配送は国内まで、初期費用・月額費用等は一切かからない。

注文が成立し同社の国内倉庫に納品後、商品代金の10％がかかるだけで、低リスクで海外向けの多言語ショップが出店できるのが特徴。海外のユーザーとのやり取り等、煩雑な業務がかかる部分も全て同社が担当する。

言語については、英語・ロシア語・フランス語・スペイン語・ウクライナ語・中国語（簡体字/繫体字）に対応。通貨は、米ドル・ロシアルーブル・ユーロ・中国元など計16に対応し、世界135ヶ国への発送実績がある。

出店ショップのPR動画を作成

前述したように、同サイトでは動画を通して日本各地のラーメンの魅力がロシア語圏で広く知られることを期待しているとしている。なお、「ZenPlus」では「ToriChyan」以外にも多くのYoutuberと契約しており、出店したショップのPR動画作成を今後も行っていく方針だ。

「越境EC」のワードは、すでにEC市場だけではなく、広く一般に浸透しつつある。一方で魅力ある物品を有する中小の事業体が、海外に向けて越境ECに乗り出すには、人的リソースや多言語・多通貨対応など、業務の部分で少なからずハードルがあるのも事実だ。

「ZenPlus」のような、8ヶ国語に対応し、世界135ヶ国に発送実績を持つ海外向けECプラットフォームが、出店しているショップの動画を制作にまで対応することは、そうした業務面にとどまらず、情報発信と拡散の面でも大きな支援をすることを意味する。越境ECを目指す悩める事業体にとっては心強い存在と言えそうだ。