アイスタイル、資本業務提携で越境ECを強化

ECのミカタ編集部

株式会社アイスタイル(本社:東京都港区/代表:吉松徹郎、以下、アイスタイル)は、2019年3月22日、株式会社ハウス オブ ローゼ(本社:東京都港区/代表:神野晴年、以下、ハウス オブ ローゼ)との間で、海外事業についての資本業務提携(以下、本提携)に関する契約を締結した。

業務提携で海外拡販をすすめる

業務提携で海外拡販をすすめる

業務提携については、株式会社アイスタイルトレーディング(本社:東京都港区/代表:金子芳久、以下、アイスタルトレーディング)がハウス オブ ローゼの海外販売における総代理店の指名を受け、アジア各国を中心にネットおよびリアル店舗向けに海外拡販を進めていく。
すでに協業している中国向け越境ECビジネスについては、より一層の拡充を図る所存だ。

資本提携については、アイスタイルがハウス オブ ローゼの既存株主が保有する普通株式を、発行済株式数の5.53%にあたる260,000株を取得。

今後、必要に応じて他方面での協業可能性も検討するという。

海外販路を広げるべく、協業から業務提携へ

ハウス オブ ローゼは、スキンケア化粧品販売店舗の出店や、「Oh!Baby」をはじめとする人気プライベート化粧品の小売販売をメインに事業展開している。
国内の主要百貨店および専門店に直営店舗を出店している。

一方アイスタイルは、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」を中心に、小売事業を展開している。
2019年3月19日時点で国内24店舗と海外10店舗を展開するコスメセレクトショップ「@cosme store」や化粧品ショッピングサイト「@cosme shopping」などを手掛け、それら事業の海外EC展開を積極的に推し進めている。

両社は数年前より中国向け越境ECビジネスにおいて、ハウス オブ ローゼの「Oh! Baby」ブランドのボディケア化粧品を、アイスタイルの子会社で輸出事業をおこなうアイスタイルトレーディングを通じて展開するという形で協業してきた。

今後、ハウス オブ ローゼのプライベート化粧品の海外拡販とアイスタイルグループの海外販路の拡大を目指していくにあたり、両社の連携を一層深めるため、本提携を締結するに至った。

ネットとリアル双方で海外拡販

実店舗の出店・販売の強みを持つハウス オブ ローゼと、ネットでの影響力と輸出事業の強みをもつアイスタイルとでは、同じ化粧品を扱う企業同士でありつつ、異なる強みを活かす今回のような業務提携が最も効果的との判断だろう。

ネットとリアル双方で事業を展開していくことは、今後のEC事業の拡張には欠かせない要素のひとつだ。

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