小田急百貨店がWeChatミニプログラム「橙感(チェンガン)」を通じて中国向け越境ECをスタート

ECのミカタ編集部

株式会社小田急百貨店(本社:東京都新宿区/代表:樋本達夫、以下「小田急」)では、中国上海に拠点を置くベンチャー企業「上海橙感信息科技有限公司(チェンガン)」が提供する、同企業のWeChatミニプログラム「橙感(チェンガン)」を通じて、中国向け越境EC事業を2020年5月13日(水)よりスタートする。

ネットとリアルの双方からデータを分析、購買心理に応える

ネットとリアルの双方からデータを分析、購買心理に応える

商品展開する「チェンガン」の最大の特徴は、同社が“ホンモノ保証“と掲げる、ブロックチェーンを活用した、サイト展開全商品の追跡履歴を確認可能とした仕組みだ。
その仕組みと国内有数の商業地である新宿に本店を構える小田急の信用度、さらにインバウンド客の声をふまえた商品展開等を組み合わせることで、高感度化する中国人女性の購買心理に応える。

越境EC事業開始後の数ヶ月間は、2020年度中を予定する本格稼働までのテストマーケティング期間と位置づけ、アクセサリーや服飾雑貨、化粧品等を一定期間で入れ替え、顧客動向を見定めることで、本格稼働時の商品展開に反映させていく。

新宿の小田急から中国全土へ

新宿の小田急から中国全土へ

「橙感(チェンガン)」で開始する事業概要は以下のとおりだ。

1)開始時期:2020年5月13日(水)
2)利用方法
①「WeChat」をダウンロード
②検索で「橙感」と入力し、ミニプログラムを選択
③サイト上のグローバルナビゲーションから「新宿甄选特辑」を選択し、商品を注文
3)決済方法:WeChat Pay、銀聯、クレジットカードなど
4)配送地域:中国全土
5)対象商品:アクセサリー、アパレル、服飾雑貨、化粧品、リビング雑貨等

「チェンガン」の会員を増やし、小田急百貨店の認知度を高める

越境EC事業への参入は、将来的な「チェンガン」を通じた小田急への認知度向上によるインバウンド誘引、新宿店での効果的なプロモーションを実施し、「チェンガン」の会員獲得など相互の狙いが合致したこと、ローコストオペレーションの確立により、売上高の拡大に伴い新たな収益源になり得るとの判断によるものだ。

本格稼動後は「チェンガン」の会員増とともに、新宿を中心とする小田急の売上拡大を図るべく、顧客ニーズを見極めた商品展開を図っていく所存だ。

小田急百貨店では、今後も海外向け事業を含めた様々な事業に積極的に取り組むことで、新たな顧客との接点を創出し、事業領域の拡大に努めていく。

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