トランスコスモスが『LINE通知メッセージ』に特化した専門チームを設立 Salesforce Marketing Cloud と連携しマーケティング活用を支援

ECのミカタ編集部

トランスコスモス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼COO:奥田昌孝)は、「Salesforce Marketing Cloud ・ LINE公式アカウント連携 運用専門チーム」を設立した。

LINE通知メッセージ運用に新たな力

トランスコスモスは、セールスフォース・ドットコムのマーケティングプラットフォーム「Salesforce Marketing Cloud(以下、Marketing Cloud)」を利用中の顧客企業に向けて、「Salesforce Marketing Cloud ・ LINE公式アカウント連携 運用専門チーム」を設立した。

「LINE通知メッセージ」は、LINE株式会社が提供する企業からの利便性の高い通知を企業のLINE公式アカウントから受け取ることができる機能だ。同機能の利用に同意することで、個別のアカウントを友だち追加することなく、簡単に通知メッセージを受け取ることが可能になるという。なお対象はLINE株式会社がユーザーにとって有用かつ適切であると判断したものに限定され、広告目的のものは配信されない。

効果的なMarketing Cloud配信運用を実現

効果的なMarketing Cloud配信運用を実現

同社では、「LINE公式アカウント」運用では、ユーザーとのタッチポイントを強化していくため、各ユーザーに最適なメッセージを配信することが求められているとしている。最適なメッセージ配信を行っていく管理ツールとして、多くの顧客企業が、Marketing Cloudを導入しているが、実際はうまく活用することができないという課題を抱えていたという。

この課題に対して、効果的なMarketing Cloud配信運用を実現していくために、Marketing Cloudの認定資格取得者で構成するマーケティングオートメーションチームを設立したのだ。これまでの実績と知見を活かし、LINE公式アカウント連携に伴う開発、クリエイティブ制作からシナリオ配信設定、さらにSalesforce Einsteinを活用したターゲット配信の最適化まで、顧客企業の状況に応じて専門チームが運用するため、メッセージ配信コストの最適化と運用コストの効率化が実現できるとしている。

重要度を増すLINEプラットフォーム

それらに加え、トランスコスモス独自開発のAPI連携プラットフォーム「DEC Connect」を活用することで、メッセージ配信の連携だけでなく、チャットサービスの提供や、友だち登録をしていないユーザーへ重要事項を配信できる「LINE通知メッセージ」など、LINEの特性を活かしたOne to Oneマーケティングを実現するという。同社によれば、LINE活用で取得したユーザー情報に基づきMarketing Cloudでシナリオ設定をすることで、各ユーザーのニーズにあったメッセージ配信が可能となる。

トランスコスモスは、2010年より、Salesforce CRM製品群(Salesforce Sales Cloud / Salesforce Service Cloud / Salesforce Salesforce Platform / Salesforce Community Cloud など)を中心とした販売、導入支援、カスタマイズ/開発、運用、コンサルティングなどのサービスを提供してきた。また、近年のOne to One マーケティングの需要、顧客とのコンタクトチャネルの多様化などの背景に対応するため、セールスフォース・ドットコムのコンサルティングパートナー(Gold Partner)として、Marketing Cloud および Pardot の導入・運用支援のサービスも提供している。

こうした取り組みの一環として、新たに今回のサービス提供に至ったことになる。EC市場においても、パーソナライズされたマーケティングやプロモーションが可能となるLINEを活用したアプローチは重要度を増している。今回のサービスがその分野で、また新たな1ページを刻むこととなりそうだ。

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