ライブコマースのプロをキャスティング Direct Tech社が『ライブキャスティング』の提供を開始

ECのミカタ編集部

株式会社Direct Techは、ライブコマース配信のプロフェッショナルをキャスティングするサービス「ライブキャスティング」の提供を開始した。

11/4より提供開始

株式会社Direct Tech(本社:東京都港区、代表取締役社長:長谷川創、以下 Direct Tech)は、ライブコマースにおける配信のプロフェッショナルを展開・用途に合わせてキャスティングするサービス「ライブキャスティング」を、2020年11月4日(水)より開始した。

約400名のライバーと3,000名のインフルエンサー

約400名のライバーと3,000名のインフルエンサー

「ライブキャスティング」では、「pino live」に所属する約400名のライバーと、約3,000名のインフルエンサーネットワーク、そして芸能事務所との強固な連携による豊富なリソースを基盤とし、ライブ配信経験・ライブコミュニケーション能力・コミュニティ形成力に長けたプロフェッショナルを提供するという。視聴者とのエンゲージメント向上につながる演出を施し、あらゆるジャンルにおけるライブコマースをサポートする。

さらにDirect Techでは、ライブ配信者それぞれの特性を活かした番組企画から、ベクトルグループのコミュニケーションインフラを活用した告知・集客施策の設計。また、ライブ配信後の購入促進施策やデータ収集等まで、ライブコマースを軸とした販売戦略を包括的にプロデュースしていくとしている。

クライアント企業のニーズに合わせて派遣

公表に際し、同社では次のように述べている。

「新型コロナウイルス感染症の拡大は小売業界にも大きな影響をもたらし、“接客”のスタイルが大きく変化しています。感染予防の観点からリアルでの接客機会が減少していき、オンライン上でいかに効果的にコミュニケーションができるかが課題とされる中で、ECにおける新たな取り組みとして、ライブコマースに着手する動きが加速しています。一方で、これまで培ってきたリアル店舗での接客ノウハウをそのままライブ配信に活かせなかったり、オンライン特有のコミュニケーション方法に苦戦したりするブランドや小売店舗も多いのが現状と言えます。

このような背景を受け、Direct Techでは、自社が運営するライバープロダクション『pino live』でのライブ配信ノウハウ、及びライバーの育成とマネジメント力に加え、インフルエンサーマーケティング事業で培ったオンラインコミュニケーションの知見を活かし、ライブコマースでの接客・商品販売に長けたプロフェッショナルを育成。クライアント企業のニーズに合わせて派遣するサービスを提供するに至りました」

EC市場において、ライブコマース、ライブ配信の活用は進んでいる。視聴者との間にインタラクティブな関係性を築け、それを通してロイヤリティの醸成にも威力を発揮するからだ。特に拡散力のあるライバーやインフルエンサーを起用した配信では、大きな売り上げを記録することもめずらしくない。一方で、多くのEC事業者が展開する中で、新規にこうしたライバーなどをキャスティングすることは、ノウハウの面からも一定のハードルもある。そうした課題を前に、同社のキャスティングサービスによって、ライブコマースに乗り出そうとする事業者のビジネスがさらに加速することになりそうだ。

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