流通額トップの国内最大ハンドメイドマーケット「minne」累計流通額600億円を突破

ECのミカタ編集部

GMOインターネットグループのGMOペパボ株式会社(代表:佐藤健太郎)が運営する、年間流通額4年連続No.1で国内最大のハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)byGMOペパボ」は、10月9日に累計流通額が600億円を突破した。

国内最大級のハンドメイドマーケット

「minne」は、71万件を超える作家・ブランドによるアクセサリーやステーショナリー、家具、生活雑貨、食品など幅広いジャンルの1255万点以上のハンドメイド作品が販売・展示されている国内最大のハンドメイドマーケットで、年間流通額は4年連続で業界1位となった。

2012年に個人の作家活動の支援を行うCtoCハンドメイドマーケットとしてサービス提供を開始した「minne」は、近年では自らの手で生み出した作品以外に自身でデザインを行い、一部の工程で生産ラインを利用する作品なども増加している。

ものづくりを取り巻く環境の変化を受け、「minne」はものづくりを通じて表現する人たちの視野を広げることで、より多くの作品と出会えるマーケットとなることを目指し、2019年7月に「ものづくりの総合プラットフォーム」として枠組みを拡大した。

コロナ禍で需要が高まるEC

近年のEC需要の高まりにより、「minne」では初期投資不要で簡単にEC販売を始められることから、事業者の利用が増えており、緊急事態宣言前の3月末と比較すると「minne」に出品している事業者数は2020年9月末時点で10.6倍となっている。特に、食べ物カテゴリーにおいては、出品を促すキャンペーンを行ったこともあり、事業者による出品が増加した。

また、コロナ下で注文金額が大きく増加し、4月~9月における注文金額は、前年同期比2.1倍となった。コロナ禍において広まった「新しい生活様式」の中で、中食や内食の需要が増加したことで、自宅での食事にこだわる人の増加が背景にあると推察される。

他にも、自宅で過ごす時間を充実させるため家具/生活雑貨や陶器/ガラス/食品などライフスタイルに関わるカテゴリーの注文金額も増加している。「minne」では、家具/生活雑貨や食べ物などのカテゴリーの作品と購入者の接点を増やすために特集の公開なども行っている。

勢い続くGMOペパボ

11月28日から、一部地域で「minne」の世界観を表現したテレビCMの放送が始まるという。また同社は東京証券取引所からの承認を受け、今年12月11日に東京証券取引所市場第二部から、同市場第一部銘柄に指定されると発表。コロナ下で勢いが加速している。

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