Shopifyで発生する手数料とは?決済手数料や取引手数料など、費用項目をまとめて紹介

ECのミカタ編集部

クラウド型のECプラットフォーム、「Shopify」。日本では2017年から国内ユーザー向けにローカライズ化が進められており、担当者としては「Shopifyの利用を検討したい」「「具体的な手数料を把握したい」と考えることもあるだろう。

今回は、基本的なプラン料金をはじめとして、決済手数料や振込手数料など、費用に関する事項をまとめて紹介する。他社との比較や導入を検討する上での参考にしてほしい。

目次

●プランごとの月額料金
●決済手数料、振込手数料
●取引手数料
●請求方法、消費税の課税の有無
●まとめ

プランごとの月額料金、初期費用

Shopifyには、主要な3つのプランと、ライトプラン、エンタープライズ向けプランの計5つのプランが存在する。まずは、プランごとの月額料金と、初期費用について見ていこう。

主要プラン


Shopifyの主要プランは「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3種類で、プランごとに利用可能なサービスやスタッフアカウント数などが異なる。各プランの月額料金は、次の通り。

●ライトプラン:29米ドル
●スタンダードプラン:79米ドル
●プレミアムプラン:299米ドル

各プランは月ごとの契約で、随時プラン変更が可能。なお、先払い1年契約で10%、2年契約で20%が割引される。

Shopify Lite


「Shopify Lite」は、POS Liteを使用した対面販売や、既存のウェブサイトへの購入ボタンの追加を検討している業者向けのプランで、月額料金は9米ドル。ネットショップの構築はできないことに注意が必要だ。

Shopify Plus


「Shopify Plus」は、大企業や取引量の多いストア向けのプランで、月額料金は2,000米ドルから。ただし、月の売り上げが80万米ドルを超えた月の料金は、その月の売上の0.25%となる。

初期費用


Shopifyでは、どのプランであっても初期費用が無料だ。また、クレジットカード不要で、14日間の無料トライアルを行うことができる。


決済手数料、振込手数料

「決済手数料」とは、顧客がクレジットカードや決済サービスを利用して代金を支払った際にかかる手数料のこと。また、「振込手数料」はECサイトの売上が自社の口座に振り込まれる際の手数料を指す。

Shopifyにおける決済手数料と振込手数料は、決済手段が「Shopify ペイメント」「その他の外部決済サービス」のどちらであるかによって異なる。

Shopify ペイメントの場合


「Shopify ペイメント」とは、Shopifyが提供するクレジットカード決済のこと。設定画面でチェックマークを入れることで、「Apple Pay」「Google Pay」「Shop Pay」の利用も可能になる。

プランやカードの種類に応じた決済手数料は以下の通りだ。

なお、Shopify ペイメントを利用すると、すべてのプランで振込手数料が無料になる。


その他の決済サービスの場合


Shopify ペイメント以外の決済サービスと、決済手数料、振込手数料は以下の通りだ。

 
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https://ecnomikata.com/docrequest/service/1063/8/

GMOイプシロンの資料ダウンロードはこちらから
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取引手数料

「取引手数料」は、決済サービスを使用して顧客からの支払いを受ける際に適用される料金のこと。

Shopify ペイメントの場合


Shopify ペイメントを利用する場合、すべての決済方法に対する取引手数料が無料だ。

その他の決済サービスの場合


Shopify ペイメントを使用せず、外部の支払い方法を選択する場合は、以下の通り、プランごとに取引手数料が発生する。

●ベーシックプラン:2.0%
●スタンダードプラン:1.0%
●プレミアムプラン:0.5%


請求方法、消費税の課税の有無

「Shopify ペイメント」のクレジットカード手数料は、選択した通貨で請求される。また、月額サブスクリプション料金を含むすべての手数料は米ドルで請求され、政府によって徴収される税金およびその他の一般的な料金が適用される。

日本ではShopifyは海外事業者扱いとなるため、消費税は基本的に月額利用料金、手数料ともに非課税だ。


まとめ

Shopifyにおける手数料について紹介した。Shopifyは、Shopify ペイメントを利用することで「振込手数料」と「取引手数料」が無料になるというメリットがあるため、低コストで本格的なECサイト運営を行いたいと考える企業には最適なプラットフォームだと言えるだろう。14日間の無料トライアルも行っているので、体験をした上で導入を検討してみてはいかがだろうか。


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