SHOPLISTに出店するには?審査の申し込み方法や運営にかかる費用

ECのミカタ編集部

SHOPLISTに出店するには?審査の申し込み方法や運営にかかる費用

SHOPLISTは、ファストファッションに特化したECモールとして運営されており、主に若い女性をターゲットとしたショップが多く出展しています。初期費用や月額費用を抑えて出店できるうえ、商品配送や顧客対応などの業務をプラットフォーマーが請け負う仕組みとなっており、リソースの負担がかからない点も独自の強みです。この記事では、SHOPLISTの出店方法、売上をあげるコツについて解説します。

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SHOPLISTとは

SHOPLISTとは、CROOZ SHOPLIST株式会社が運営しているECモールです。主にファストファッションを取り扱うサイトとなっており、メンズやレディースはもちろん、キッズに至るまで、幅広い商品を販売しています。

ファストファッションとは、流行のデザインの商品を大量に生産し、短期間で売り切ってしまうファッションブランドやビジネスモデルのことです。とくに10〜20代の女性が多く利用する傾向にあり、SHOPLISTは業界内でも人気のECモールとして知られています。

SHOPLISTに出店する方法

SHOPLISTに出店するには、次のような手順で手続きを行う必要があります。

●公式サイトから資料請求をする
●審査を申し込む
●商品の登録と納入をする

以下では、それぞれの流れについて解説します。

公式サイトから資料請求する


まず、SHOPLISTの公式ページから資料請求を行います。資料請求ページには、以下URLよりアクセスできます。

https://shop-list.com/shopadmin/launchInquiry/LaunchInquiryEdit/ 

なお、資料請求にあたって、名前や電話番号のほか、住所や取扱商品などの情報入力は必須です。また、SHOPLISTは個人事業主の方でも出店できます。

審査を申し込む


SHOPLIST上で商品を販売するには、所定の審査が設けられており、ECモールのコンセプトに合致していないショップは審査を通過できません。審査の基準は比較的厳しいともいわれていますが、ほかのECモールでの販売実績がある場合、審査に通りやすい傾向があります。

そのため、ファストファッションを取り扱っているにもかかわらず、審査に通過できないときは外部での販売実績を積むことを検討するとよいでしょう。

商品の登録と納入をする


審査に通過すると、いよいよSHOPLIST上にECサイトを開店できます。販売事業者がやらなければいけないのは、商品の登録と納入の二点です。

ECサイトで商品の販売を行う場合、一般的にはサイトの構築や商品の登録、注文後の発送対応などはみずから行います。しかし、SHOPLISTではプラットフォームの構築や保守、ピッキングや配送などの業務はプラットフォーマーが担います。販売事業者は、売れた商品をSHOPLISTに送るだけで完了するため、EC運営にかかる負担を軽減できます。

SHOPLISTへの出店にかかる費用

ECモールで商品を販売をする際に、初期費用や販売手数料がどのくらいかかるのか気になる方は多いでしょう。想定以上に費用がかかってしまうと大きなリスクになりかねないため、あらかじめ確認しておくことが大切です。

初期費用


SHOPLISTでは、出店時の初期費用や月額の固定費はかかりません。そのため、商品が売れていないのにコストがかさんでしまう心配は不要です。固定のコストを抑えつつ、新たなチャネルを展開できるのは、販売事業者にとって大きなメリットです。

販売手数料


SHOPLISTでは、初期費用や月額費用がない分、販売手数料が設定されています。商品の販売ごとに売上の40%の手数料が発生する仕組みとなっており、ほかの大手ECモールと比較しても高めの設定です。

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SHOPLISTに出店するメリット

SHOPLISTには、審査の厳しさや手数料の負担などがある一方、さまざまなメリットもあります。自社ECサイトやほかのECモールでは得られないメリットも多くあるため、出店を検討する際はチェックしておくべきです。

以下では、それぞれのメリットについて解説します。

集客力のあるプラットフォーム上で販売できる


自社ECサイトで販売する場合、集客や販売促進などは自社でまかなう必要があり、ノウハウのない企業は売上をあげるのが難しいケースがあります。SHOPLISTでは、人気芸能人をテレビCMで起用するなど、プロモーションに力を入れており、十分な認知度を獲得しています。

また、SHOPLISTを運営しているCROOZの会員数は700万人以上です。多くのユーザーに向けてアプローチできる分、露出を増やしやすく、集客の面でもアドバンテージとなります。

とくにファストファッションに特化しており、プラットフォーム上にいるユーザーの属性も似ているため、商材との親和性が高ければ売上をあげやすい構造となっています。

出店や運営にかかる負担が少ない


SHOPLISTは、出店や運営にあたり販売事業者の負担が少ないECモールとしても知られています。一般的なECモールでは、ショップページのデザイン調整、商品のピッキングや配送、顧客への対応などの業務は販売事業者のタスクとされています。一方、SHOPLISTの場合は商品を登録して、物流倉庫に送っておくだけです。その他の業務はSHOPLIST側に対応を任せられます。

EC運営にはさまざまな業務があり、慣れないうちは作業量の多さに対応しきれないケースも少なくありません。そのため、SHOPLISTは少ない人員でECを展開したい事業者にも向いているといえるでしょう。

初期費用や月額費用を抑えられる


前述のとおり、SHOPLISTでは出店時の費用や月額の固定費がかかりません。ECモールをはじめ、外部のプラットフォームを利用して商品を販売する場合、販売にあたってコストがかかるのは避けられません。しかし、初期費用や月額の固定費がかかってしまうと、商品が売れなかったときに赤字になる可能性が高まります。

一方、SHOPLISTであれば商品が売れた際には手数料がかかりますが、固定のコストはかからないため、商品が売れなかった場合のリスクを抑えられます。

さまざまな決済手段を導入できる


商品を購入する際の決済手段は、いまや売上を左右する要素となっています。キャッシュレス決済の普及によって、普段利用している決済手段が利用できるショップを選ぶユーザーも少なくありません。そのため、多くの決済手段に対応しておくことで、決済手段の不足によるカゴ落ちを防止できます。

とくにECモールを利用する場合、モールのシステム自体が対応していない決済手段は導入できない点に注意が必要です。SHOPLISTでは、代金引換やクレジットカード決済はもちろん、キャリア決済・楽天ペイ・LINE Payなどの決済方法を導入可能です。幅広い決済手段の導入できるため、コンバージョン率を高めやすいといえるでしょう。

SHOPLISTに出店するデメリット

SHOPLISTには多くのメリットがある一方、デメリットもあります。なかには出店や運営にあたりボトルネックとなりやすい点もあるため、出店を検討している方はあらかじめチェックしておきましょう。

以下では、SHOPLISTのデメリットについて解説します。

販売手数料が高い


SHOPLISTの販売手数料は、ほかのECモールに比べて高めに設定されています。販売手数料は商品が売れるたびに発生する仕組みとなっており、売上の40%が差し引かれます。

しかし、ほかのECモールはSHOPLISTに比べて販売手数料が安い分、初期費用や月額費用を設けていたり、販売事業者側の業務負担が多かったりする点がデメリットです。SHOPLISTでは充実したサービスを提供しているため、サービスの充実度と手数料が見合うかどうかを精査することが大切です。

また、手数料を支払った場合にどれくらいの利益率を確保できるのか、試算しておく必要があるでしょう。

ほかのECモールと同じ価格にしなければいけない


SHOPLISTでは、商品の価格をほかのECモールと合わせなければいけません。たとえば、楽天市場で1,000円で売っている商品を、SHOPLISTにも展開する場合、価格は1,000円に設定することが義務付けられています。

40%の販売手数料を支払うことを考えると、販売価格を高めに設定したくなりますが、SHOPLISTのルールで禁止されている行為です。つまり、すでにほかのECモールを利用しており、同価格で40%の手数用を支払った場合に利益が見込めないのであれば、SHOPLISTへの展開は難しいといえます。

SHOPLISTに展開する商品を絞るか、ほかモールもあわせて価格を調整するかの対応をとる必要があるでしょう。

モールのコンセプトに合わないと出店できない


前述のとおり、SHOPLISTはファストファッションに特化したECモールです。出店審査においてはコンセプトとのマッチングも重視されており、ファストファッションとして定義できない商品を販売する事業者は審査を通過できません。

モールのコンセプトをしっかり理解したうえで、出店の審査に進みましょう。

品質管理に厳しい


SHOPLISTは、品質管理に厳しいECモールとしても知られています。正規品でない商品を販売してしまうと、運営側から注意を受けるだけではなく、SHOPLIST上の販売を禁止されてしまうリスクもあります。たとえば、仕入れのルートに問題があって非正規品であった場合でも、責任の所在は販売事業者です。

商品をSHOPLISTに送る際には、しっかりと検品をしたうえで丁寧に包装しておくことが大切です。商品の品質は顧客満足度にも大きく関わる部分であるため、注意すべきポイントといえるでしょう。

在庫をもたないビジネスモデルはできない


商品が売れてから仕入れて発送する無在庫販売は、リスクの少ないECビジネスとして人気となっています。しかし、SHOPLISTでは、在庫をもたないビジネスモデルは実施できません。商品を仕入れるための買掛金が必須です。

SHOPLIST上への出店にあたり初期費用はかかりませんが、仕入れのコストを負担する必要があるため、ゼロコストでの販売開始は難しいといえるでしょう。

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SHOPLISTで商品を売れやすくするポイント

SHOPLISTに限らず、物販ビジネスにおいては戦略をもとに、商品を販売することが大切です。ただやみくもに売っていても、効率よく売上を伸ばすことはできません。

以下では、SHOPLIST上で商品を売れやすくするポイントについて解説します。

低価格の商品をランキングに入れる


SHOPLISTでは、ランキングに掲載されている商品がコンバージョンしやすい傾向にあります。そのため、低価格の商品をランキングに入れるのは重要なポイントです。集客の面は運営側に任せられる一方、販売事業者側はショップを訪れたユーザーをいかにコンバージョンにつなげるかがポイントとなります。

ただし、販売手数料が高いプラットフォームでもあるため、低価格の商品ばかりを展開するのは難しいのも事実です。さまざまな価格帯の商品をバランスをとって展開していけるとよいでしょう。

タイムセールで露出を増やす


SHOPLISTではタイムセールの枠があります。タイムセール中はトップページから集客導線をつくれるため、自社の商品の露出を大幅に増やせる可能性があります。

一方、タイムセール中は当然ながら商品を値下げしなければいけません。そのため、商品によってはタイムセールによって利益を圧迫してしまうリスクもあるでしょう。集客力を高めるうえでは効果的ですが、タイムセールによって利益がなくなってしまっては本末転倒です。

まとめ

SHOPLISTは、若年層の女性を中心に人気となっているECモールです。販売事業者は商品登録と納入の手間だけでECを運営できるため、リソースをかけずに新たなチャネルを展開できるプラットフォームとして注目されています。

また、700万人以上の会員数をもつECモールでもあるため、集客力に長けている点もメリットです。ランキングやタイムセールなどをうまく活用できれば、効率よく売上につなげられるでしょう。

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