物流自動化「t-Sortライトforハコモノ」プランの提供開始

ECのミカタ編集部

物流ロボティクスサービス「RaaS」を展開するプラスオートメーション株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役:山田 章吾)は、パッケージプラン「t-Sortライトforハコモノ」の販売開始について公表した。

EC方面別仕分けなどが自動化できる

物流ロボティクスサービス「RaaS」を展開するプラスオートメーション株式会社(以下「+A」または「同社」)は、これまでの方面別仕分けの導入実績と知見をもとに、ケースソーティングに特化したパッケージプラン「t-Sortライトforハコモノ」の販売開始について公表した。

今年9月に発売した「t-Sortライトforアパレル」に続く、用途別パッケージプランの第2弾となる。箱物仕分けの特性を踏まえ、ロボットはクロスベルトタイプの「t-Sort cb15」「t-Sort cb30」の2機種を用意、さらに必須機材のフリーローラーコンベアを月額料金内で標準装備し一括提供する。

同社は、これにより運送・食品などの卸、EC事業者の方面別仕分けをはじめ、様々な物流現場において次世代型ロボットソーター「t-Sort」が活用しやすくなり、業界全体の自動化推進に貢献するとしている。

サービスの概要

サービスの概要

◆t-Sortライトforハコモノ

箱物仕分けに特化させ、サービス内容をミニマム化したパッケージプランだ。RaaS の特徴である初期費用ゼロ円で導入でき、導入後の効果検証から改善、保守点検、さらなる活用支援へのサポートを付帯している。

◆t-Sort cb15、t-Sort cb30

「t-Sort」とは、小型の無人搬送車(AGV)の一種であり、倉庫内の物品を搬送し、少人数・短期間・大量の仕分け作業を実現するロボットソーターだ。従来の固定式ソーターと比較し、高い柔軟性(ロボット台数増減で処理能力調整可能、導入後レイアウト変更・移設が可能等)を持つことに加え、圧倒的な短リードタイム(据付不要により、初回ご相談から1~2 カ月で導入完了)と省スペース(固定式ソーター対比50%以下)を実現する。

SBS物流センターでも成果

SBSリコーロジスティクス(以下「SBS」)の物流センター関東(以下「同センター」)では、ハコモノ・方面別仕分けの高効率なオペレーションを導入済だという。SBSの同センターではEC貨物を時間当たり1800個/時間を超える処理能力で方面別に仕分け、高性能スキャナにより仕分けコードと伝票番号を同時に読み取り(t-Sortライトforハコモノでは、オプション対応)、貨物の通過情報を+Hubにて管理する仕組みも実装。+Aはt-Sort RaaSの有効活用により、SBSホールディングスのシェアリングソーティングセンター高度化へ、共に取り組んでいるという。

このように箱物仕分け向けパッケージプラン「t-Sortライトforハコモノ」によって現場のニーズへ網羅的に対応でき、コスト削減にも寄与することになる。物流は言うまでもなくECにおける生命線でもあり、そこにおける自動化は、労働生産人口減などを前に喫緊の課題だ。今後こうした自動化ソリューションの導入が進捗することによって、ビジネス基盤そのものの持続可能性の担保にも貢献することになりそうだ。

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