図書印刷、D2Cコスメブランド【ROUTE-g】を立ち上げ

ECのミカタ編集部

図書印刷株式会社(所在地:東京都北区、代表取締役社長:川田和照)は、株式会社UNIWORX(図書印刷株式会社子会社、所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:小椋巧)および株式会社オタツー(所在地:東京都港区、代表取締役社長:川合直人)の3社によるD2Cブランド「ROUTE-g」を立ち上げ、D2C事業を開始することを公表した。

ECビジネス全体の企画・運営を行う

図書印刷株式会社(以下「図書印刷」または「同社」)は、株式会社UNIWORX(以下「UNIWORX」)および株式会社オタツー(以下「オタツー」)の3社による共同プロジェクトとして、ライフスタイルに寄り添う様々な商品を展開するオリジナルD2Cブランド「ROUTE-g」を立ち上げ、企画開発から製品調達、ECサイトによる販売、商品発送のすべてを担うD2C事業を開始することを公表した。

また、その第1弾商品として化粧品分野よりオールインワン美容液『ROUTE-g Serum Espresso(ルートジー セラム エスプレッソ)』の販売を2023年2月13日より開始した。

同プロジェクトでは、今まで3社が多様な業種・業態のクライアントへの課題解決支援から培ってきた知見を活用し、市場調査、製品開発、ブランディング、マーケティング、販売管理といったECビジネス全体の企画・運営を行うとしている。

プロジェクトの概要

プロジェクトの概要

同社は「ROUTE-g」について、「自分らしい美しさを目指す旅のアイコンに。」をコンセプトに、多様性を尊重し、自信に満ちた明日へと人々を導くブランドを目指すとしている。

同プロジェクトでは、ECビジネスに関する様々なデジタルマーケティング手法を用いて、グロースハックサイクルを実践し、知見・実行力を高め、より実現性の高いECビジネスの成長フレームワークを構築することで得たノウハウを、顧客企業へのECビジネス支援に展開することを目的とするという。

その上でECサイト構築・運用強化を中心にサービス提供してきた同社グループのデジタルソリューション事業を、より貢献度の高いサービスに進化させるとのことだ。また、同プロジェクトによるD2C事業を通じて提供する商品の市場でのポジションを確立し、同社グループが行うD2C事業の拡大を目指し、同社グループのデジタルソリューション事業の領域拡大へつなげる方針だとしている。

ビジネスモデルの構築につなげる

ビジネスモデルの構築につなげる

公表に際して同社では次のように述べている。

「近年、社会における商品の販売や流通など市場環境の急速な変化に伴い、マーケティングや販売手法に対して変革を求める企業から、デジタルマーケティングに関するお問い合わせを頂く機会が増え、創業以来、印刷事業により培ってきた情報加工、データ処理などのデジタル技術を核としたデジタルソリューションサービスを提供させていただくようになりました。その中でも、特にウェブ環境を活用した効率化や販売を目的とするECサイトの構築・運用強化に関するご相談に対して、当社とUNIWORXにて課題解決をさせていただいた実績は増加しています。

様々な事例に携わる中で、加速するビジネスシーンでのDX推進の潮流において、商品の販売戦略をプロダクトアウトの思考からマーケットインの思考へ、具体的には、市場の動向やニーズを商品開発の段階から研究し、マーケティングにも取り入れていくことで、常に改善を続けていく(グロースハックサイクル)ことの重要性が増していると実感しています。そのような状況から、顧客企業へのさらなる効果的なDX支援に繋げるべく、当社グループが自ら、商品開発からECビジネス全体に一貫して携わることで、社会や市場の変化に柔軟に対応できるECビジネスモデルの構築につながると考え、本プロジェクトによるD2C事業を開始することといたしました」

また同社は、ブランドコンセプトとして次のように述べている。近年、様々な分野で『多様性・ジェンダーレス(フリー)』を謳うプロダクトが注目されており、特にアパレル・化粧品の分野ではその傾向は顕著に表れている。

加えて、化粧品分野ではコロナ禍によるメイク商品の不振のため市場規模は縮小しているが、男性化粧品の市場規模は拡大傾向にあり、化粧品の購買層の変化によりジェンダーを問わないジェンダーレスコスメへの関心が高まっている。

こうした状況を前に同プロジェクトでは、このような一般消費財へのニーズの変化に着目した商品ラインナップを展開するとしており、D2C EC事業に乗り出す新たなブランドの今後に各方面から視線が集まることになりそうだ。

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