訪日外国人をおもてなし

飲食店の情報をインターネットで提供するサービスを手がけるぐるなびは20日、外国人客を取り込もうと世界45か国で宿泊施設などの情報を提供するアメリカの旅行運営サイト、TripAdvisor（トリップアドバイザー）と提携することで合意することを明らかにした。

ぐるなびは、トリップアドバイザーと連携し、訪日外国人をもてなす取り組みをスタートする。具体的な内容は、トリップアドバイザーに寄せられた口コミをぐるなび外国語版に連携させ、ぐるなび外国語版の飲食店ページ上での予約機能を、トリップアドバイザーに提供することである。

また、現在の専門コンシェルジュスタッフによる電話予約代行に加え2015年1月より、ネット予約機能を実装し、オンラインで気軽に予約できるようになる。さらに多言語に対応できる専門コンシェルジュスタッフの増員し、サポートを充実させる予定である。

日本食の魅力で訪日リピーターを増やす。

予約サービスは、東京や大阪のおよそ1000店を対象に本年度中に開始し、6年後をめどに全国およそ5万店に拡大させる方針である。

トリップアドバイザーのサイト利用者は、月間3億人余りの世界有数の規模である。ぐるなびは、多くの外国人を日本へ呼び込むことで、飲食店の要望に応え、訪日外国人に対し、日本食の魅力を正しく伝え、訪日リピーターとなる、日本ファンを増やすことも目標としている。