電通デジタル、パーソナライズされた購買体験を創出する「One tempo」の提供開始

ECのミカタ編集部

株式会社電通デジタル(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:瀧本恒、以下「電通デジタル」または「同社」)は、ユニファイドコマースサービス「One tempo(ワン・テンポ)」の提供を開始した。

スターターパックを提供

電通デジタルは、「顧客一人ひとりに沿った最適な購買体験を提供する」と銘打ったユニファイドコマースサービス「One tempo(ワン・テンポ)」の提供を開始した。同サービスは、従来提供していたものを新たにリニューアルし、今回のサービス内でEC事業を始める企業や各プラットフォームの構築に課題を抱える企業に対して電通デジタル独自のスターターパックを新規メニューとしてそろえられているという。

あらゆるデータをシームレスに統合管理

あらゆるデータをシームレスに統合管理

先述のように同サービスは、従来のオンオフ統合の店舗DXソリューションをリニューアルしたものとなっている。同社がこれまで培ってきた顧客体験基点のコマースマーケティングにおける知見を活かして、顧客体験の設計から始まり、店舗やECサイト、スマホアプリ、SNSなど多様なチャネルにおいて顧客の情報や購買行動データのみならず、商品・在庫・注文・配送など顧客接点となるあらゆる情報データをシームレスに統合管理し、顧客一人ひとりのインサイトを精緻に分析するとのことだ。

そのうえで、全員に同じ情報・サービスを提供するのではなく、高度にパーソナライズされた顧客体験を適切なタイミングで提供し統合的にサポートすることで、ユニファイドコマースの実現が可能となるという。また、同サービス内で新規で提供するスターターパックを利用することで、クライアント企業は、プラットフォームの選定から構築、実行まで複雑な作業を行うことなく、ユニファイドコマース実現に向けてシームレスに事業推進を開始することができるという。

具体的には、「自社ECプラットフォーム」とWeb、アプリ内接客やチャットサポート、MAなどあらゆる顧客接点を構築する株式会社プレイドが提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」、膨大な購買データを取得し統合管理する同社提供のデータ統合プラットフォーム「KARTE Datahub」をベースとし、各企業の事業に応じて統合的にプラットフォーム構築を支援するとしている。

顧客一人ひとりに最適な購買体験を創出

長いコロナ禍を経た現在、顧客の購買行動は店舗に訪れるだけでなくECを併用するケースが主流となり、企業もオンオフ両軸による事業戦略への移行に迫られている。しかしながら、多くの企業においてオンオフ統合を進める中で、多種多様のチャネルや膨大なデータの収集・統合管理を行うシステム構築が不十分であるため精緻なデータの分析が行えず、結果として個々の顧客に応じた最適なアプローチの実現に課題を抱えている。

そこで、電通デジタルは、顧客一人ひとりに最適な購買体験を創出するユニファイドコマースサービス「One tempo」をリニューアルの上、提供を開始したのだ。同サービスでは、スターターパックを通して企業の迅速な事業成長に貢献するものとなっており、EC展開で課題を抱える事業者のビジネスを力強く後押しすることになりそうだ。


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