DearOneが“MoEngageスマートレコメンデーション機能”の提供開始、より良い購買体験を創出

ECのミカタ編集部

株式会社DearOne(本社:東京都港区、代表取締役:河野恭久、以下「DearOne」または「同社」)は、代理店として取り扱っているカスタマーエンゲージメントツール『MoEngage』のスマートレコメンデーション機能を日本国内で提供を開始した。

よりパーソナライズされたレコメンドが可能に

株式会社NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社であるDearOneは、代理店として取り扱っているカスタマーエンゲージメントツール『MoEngage(モエンゲージ)』のスマートレコメンデーション機能を日本国内で提供を開始した。

MoEngageは、顧客志向のマーケティング担当者のために構築された、インサイト主導の顧客エンゲージメントプラットフォームとして存在感を示してきた。AIを活用したカスタマージャーニーの設定や管理の自動化、パーソナライゼーション機能、内蔵のアナリティクス機能により、モバイル、Eメール、Web、SMSなどのメッセージングチャネルにおいて、大規模なパーソナライゼーションを実現するものとなっている。

今回、国内提供される「スマートレコメンデーション機能」は、MoEngageが独自に開発したAIエンジン「Sherpa」を利用し、ユーザーに対して精密にパーソナライズされた商品、サービスのレコメンドができるものとなっている。ECサイトやアプリにおいて、顧客の嗜好、購買行動に基づいて、ほぼリアルタイムでチャネルを越えて関連商品を提案することができる。

例えば、Eコマース・ブランドはスマート・レコメンデーションを活用して、顧客の好みに合ったアパレルを提案したり、カート放棄のリマインダーを送ったり、キャンペーン期間中に特定の商品を勧めるなどのことが可能だ。

機能追加の概要

機能追加の概要

レコメンドパターンは以下3つとなる。

◆アイテム属性に基づいたレコメンド:選択された属性に基づき商品を推薦する

例)
・洋服の場合:スカートの色「青」、サイズ「L」を推薦する。
・パソコンの場合:OSが「Windows」、RAMが「16GB」のノートPCを「グレー」の色で勧める。

◆顧客のアクションに基づくレコメンデーション: 顧客のインタラクション(過去の行動)に基づき商品をレコメンドする

・カートに追加されたが購入されていない商品をレコメンドする
・顧客が閲覧・検索した商品、サービスをレコメンドする

◆AIを活用したレコメンデーション

これらのレコメンデーションは、MoEngageが独自に開発したAIエンジン「Sherpa」を搭載しており、MLアルゴリズムを活用して顧客の行動や親和性を分析し、購入意向を予測する。これにより、顧客の好み、探しているもの、興味がありそうなものに基づいて、その顧客に最適な商品、サービスを推薦することができる。

属性やアクションに基づきリアルタイムで提案

同社は、スマート・レコメンデーションの優れている点として、MoEngage独自のAIエンジンを搭載することで購買意欲を予測し、それに応じてパーソナライズされたレコメンデーションを提供することができ、技術的な依存なしにあらゆるチャネル(Eメール、アプリのプッシュ通知、ポップアップを含む)にリアルタイムでレコメンデーションを提供可能な点だとしている。

その上でMoEngage社が提供するAIを活用したスマートレコメンデーション機能により、属性や顧客のアクションに基づき、一人ひとりにリアルタイムで文脈に沿った提案を行うことができ、ブランドのより良い購買体験を提供しつつ、顧客が求める商品を見つけられるようサポートすることが可能だと述べている。

MoEngageはEコマース、小売、金融、メディア、エンターテインメントなど1200を超える世界的な消費者ブランドから信頼を得てきたが、今回、DearOneによって「スマートレコメンデーション機能」が国内でも提供開始されることになり、ECをはじめとした日本の事業者にとっても新たな選択肢となりそうだ。


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