ザ・プラント、エンタープライズ向け「コマース運用プラットフォーム」提供開始
ザ・プラント株式会社は2026年7月23日、エンタープライズ企業向けのAIネイティブ・コンポーザブルコマースプラットフォーム「QORTEX」の提供を開始した。
スピードと統制の両立を支援
「QORTEX」は、必要な機能モジュールを選んで組み合わせるコンポーザブル設計を採用している。
顧客ID、ロイヤルティ、商品情報、コンテンツ、注文の可視化など、特定の課題への対応を始め、事業や運用の変化に合わせて段階的に拡張可能となっている。
また、本プラットフォームは、あらかじめ用意されたエンタープライズ向け機能モジュールと各社固有の業務フロー、システム連携、ビジネスルールに合わせたカスタマイズを組み合わせる設計となっている。これにより、標準化された基盤を活用しながら、現場の運用に合わせた設計が可能となる。
AI機能は、業務上の兆候を検知、次の対応判断に役立つ情報を提供。最終的な判断は人が行うことで、スピードと統制の両立を支援する。
日本の運用要件と海外展開の双方に対応
多くのエンタープライズ企業では、コマース運用に必要な機能が複数のシステムやベンダーに分散している。
ザ・プラントは「顧客情報、商品情報、コンテンツ、キャンペーン、ロイヤルティ、注文管理、マーケティングオートメーションなどが別々に管理されることで、データの出力・加工、部門をまたいだ確認、承認プロセスに時間がかかり、顧客向け施策の実行までに多くの工数がかかっています」と指摘している。
既存のグローバルプラットフォームは高い拡張性やシステム構成を備える一方、日本の商習慣や細かな業務要件に合わせた調整が求められる。国内ベンダーは日本市場への理解がある一方、成長企業が求める国際展開やグローバル標準への対応が課題になることがある。
「QORTEX」は、こうした日本の運用要件と海外展開の双方に対応するために開発された。
運用課題を整理し、適用範囲を提案
ザ・プラント株式会社 創業者兼CEO アナトル・ヴァラン氏は、本件について次のようにコメントしている。
「これまで多くの企業を支援する中で見えてきたのは、意欲や戦略の不足ではなく、日々の実行を支えるはずのシステムがかえって現場の足かせになっているという現実でした。QORTEXは、日本でコマースを展開する企業、そして海外展開を進める日本企業が、既存システムを活かしたまま業務の停滞や手戻りを減らし、管理体制を維持したまま実行スピードを高められるよう支援します」
導入にあたっては各社の運用実態を確認し、既存システムとの連携要件や優先度の高い運用課題を整理したうえで、適用範囲を提案するとしている。
日本企業の事業運用や海外展開を支援するプラットフォームとして、今後の展開が期待される。


